年に一度の西が丘開催、岡山戦は0-0で引き分け。冷たく強い北風で、持って行った衣服を全て着込む
ハメに(笑)。しかし風邪を引かずに済んだわけで、備えあれば憂いなし。しかし、横浜にはこの言葉が微妙に
影響する。
前半、コイントスで風下を選択。「前半を無失点で凌げば、後半に攻めて1点取れる」が基本戦略だったようだ。
これがうまくいき、前半は意外にも無難に終えることが出来た。ならば後半に得点を・・・という目で見ていたが、
予想外のことが。それが交代選手の選択。野村を下げ、ヨンハを投入した。これが二重の意味で疑問。
1.ヨンハを入れるのは守備重視→後半、横浜ペースになりつつあったのに?
2.野村を下げた→イエローを貰っていたケンスケと替えるのが普通で、野村がバテてたなら2枚替えすべき
そして、交代から11分後。寺田の不用意な横パスがカットされ、カウンターを受ける。それをタックルで止めた
ケンスケに無念のイエロー。2枚目で退場。勿論、2枚目を貰ったケンスケには責任がある。更に、原因を作った
寺田も同じくらいの責任がある。しかし何より、これで勝ち点3の可能性を失ったことが痛すぎた。
せっかく攻撃が機能し始め、退場になる前の10分は明らかに横浜ペースだった。このままやれば、後半は
横浜のゲームだ、という空気になっていただけに勿体無い。ボランチ2人のプレーがゲームを壊したと言っても
いい。でも・・・その遠因は交代采配にもあった。監督の意図は「守備重視」だったからだ。
「降格」の2文字がちらつく以上、リスクを恐れた心理は理解できる。が、それならケンスケを交代させるべき
だったのでは?10人になるのも、同等以上のリスクだったと思う。しかも寺田を1列前に出したが故に、パスミス
も出てしまった。結果論かもしれないが、消極的な姿勢が招いた「逸機」だった。
必要以上のリスク回避は、チームを萎縮させる。この日の流れなら、勝ち点3が十分狙えたはず。見ている
我々も、あまり気分のいい試合ではなかった。アウェイならまだしも、ホームではもう少し勇気を出して欲しい。