横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、首位に快勝!

Noblesse Oblige

 という言葉があるのをご存知だろうか。
「ノブレスオブリージ」と読むが、意味は「高貴な者、身分の高い者には一般人以上の義務が
伴い、特権を持つ者には同様の責任が伴う」といったところである。欧州に古くからある
考え方だそうである。

 今の横浜FCで、この言葉を実践している人と、実践しようとしているがまだうまくいっていない
人がいる。前者は城、カズ、高木監督であり、後者はいわずと知れた、である。
私が言いたいのは前者のほうだ。

 色々な意見があるだろうが、私は今の横浜FCが好調である本当の理由は、彼ら3人にあると
思う。勿論、プレー面では皆が頑張っていてそれが直接的な理由になるのだろうが、選手が
思う存分に力を発揮できる精神状態を作り出せるようになったのは何故か?

 城は、まさにピッチの上で全てを体現している。彼の責任感の強さを感じない人はいない。
カズは、横浜FCにプロサッカー選手のお手本を見せ続けている。世間から注目されることの
喜び、それに応えることの大変さを教えてくれている。
高木監督はその采配で選手たちのやる気を高める。そして、今まで選手の批判をしたことがない。
結果責任を全て自分が負っている。

 何とも素晴らしい人たちで、私の上司になって欲しいといつも思わされる。(大変だろうけど…)

 最後に、個人的な相手へのメッセージを。
 「Noblesse Oblige」という言葉を、私は今年の年賀状に書いて、かつての上司に送った。
立て続けに部下を(私含め)失い、疲弊しきっている彼には厳しい言葉だったかもしれない。
しかし今の彼は、この言葉を実践しなければならない立場の人間なのだ。言い訳も、甘えも
許されない。それが嫌なら、その立場から逃げればいいだけのことだ。
 私が入社したころ、上司に食ってかかった彼を思い出す。上司が何て応対したのかも。
今の彼は、あの時の上司と同じになってしまったような気がする。
今ならまだ間に合う。ダメ会社ではあるが、彼なら自分を取り戻せると思う。
もうこれ以上、部下に絶望を味あわせないために、そして彼自身の幸福のために。