横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、首位に快勝!

青と白の祝祭空間

 最終戦は、愛媛に2-0で勝利。開幕戦の借りをキッチリ返してシーズンを終えた。
メディアに露出されているので、昨日の三ツ沢がどんな空間だったかは、知っている人も多いと思う。
来期への集客につながるといいな。「三ツ沢へ行ってみたい」と、どれだけの人が感じてくれただろう。

 試合前の青い風船飛ばしで皆、空を仰ぎ見る。
 スタメン全員が背番号「9」のユニを着て入場。
 カズと城が抱き合いキックオフ。
 
 オッパーのFKから綺麗に左足であわせた、ヨンデのゴール。
 城の完璧なクロスを、ヘッドで決めるアレモンゴール。
 最後まで一所懸命に走ったが、ブラジルコンビの「プレゼントパス」を決められなかった、きたむ。

 試合終了後、一斉に投げられる青白の紙テープ。
 メインスタンドに選手たちが昇ってきた、優勝セレモニーでの城の嬉しそうな顔。
 アウェイ側まで挨拶に回る城と、「ジョーショージ」コールを一緒にしてくれた愛媛サポ。

 優勝記念皿で遊びまわる、アレモンと菅野。
 変な服装で駆け回る、なかじ。
 シャンパンを振りかざし、全員で大喜びのマスコミ向け撮影。
 
 三重県トリオ+吉武嫁の4人で、涙の記念撮影。
 娘さんを抱く、城の笑顔。
 泣きじゃくりながら、戻っていったきたむと、吉武夫婦。

 自分のスイッチは、どこで切り替わるのかな、と思っていたがそれは、優勝セレモニーでだった。
 「それでは、今年のJ2優勝チームを表彰します。優勝は…横浜FC!!」
 ジュニアユースのこども達がセンターサークルで掲げた、横浜FCの旗を眺めながらアナウンスを
 聞いていたら、不覚にも目頭が熱くなった。勿論、皆には隠した。(笑)
 ついにここまで来たのだと、初めて実感できたのだ。思えば、苦労の多いチームだった。
 
 年に数度は、大量失点した。福島で1-7の大敗を目撃した時は、唖然とした。
 
 ホームで勝てなかった。年間22引き分けは恐らくもう、二度と見ることは無いだろう。
 
 点が取れなかった。城が来てからもそれは変わらなかった。城が中盤までサポートしないと、
 やっていけないチームだったからだ。

 観客も少なかった。酷い時は2000人いくか、いかないか。結果と共にスタンドも寂しかった。

 責任の所在が、あいまいなチームだった。フロントの対応には未だ、許せない部分もある。

 それでも、とにかくここまで来た。正直言って、前年11位のチームがいきなり昇格したのだから
色々な意味で、準備不足なのだと思う。それを心配するサポも結構、多いだろう。でも、今、この
タイミングで昇格したことには意味がある。偶然ではなく、必然だったのだと。

 これから3ヶ月の短い間に、J1へ向けての準備をするのはとても、大変なことだ。不手際も
出てくるだろう。しかし自転車操業だろうが、付け焼刃だろうが、J1で得るものの大きさは、その
苦労に見合うはず、と信じる。クラブにとって大きな経験、財産となるのだ。

 我々、サポにできることを来年もしっかりやろう。まずはスタジアムへ行くことだ。そして、
クラブを支え、時には叱咤激励しながら、新しいステージを楽しもう。J1への冒険で、何を見せて
くれるのか、本当に楽しみにしている。

ps 契約非継続選手のことは、後日。