横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

驚いたね

 将棋ファンでない人でも、名前を知る人は多いはず。林葉直子氏が将棋の世界に戻ってきた。
{ちなみにタイトルの意味が分かる人は、コアな将棋ファン(笑)}
 
 
 将棋の才能は高く評価されていて、ビジュアルも女流棋士史上最高クラス。将棋以外にも、小説を書いたり、
理系の大学(薬学だったかな?)に通ったり、とにかく女流棋界では他にいない、マルチな才能の持ち主だった。
最近では、「しおんの王」という将棋マンガの原作も書き、フジテレビの深夜アニメにもなった。
 
 そんな林葉氏が、何故将棋の世界を離れたか、は有名なのでここでは書かない。所謂「将棋村」の悪い部分を
世間に晒した一件、とも言えるのだが、将棋ファンにとっては、大きな宝を失ってしまった事件でもあった。
今の女流棋界は当時より人数も増え、将棋の才能も多く出ているが、林葉氏ほどの「タレント」は出ていない。
 
 2ちゃん等でも、その古いというか独特の体質を批判される将棋界だが、逆にいいところもある。そのいい例が
今回の「復帰」だ。常識的な世界なら、業界のイメージを著しく落としてしまった人間を受け入れることはない。
(芸能界は、例外中の例外か)それが、どんな理由であってもだ。
 
 しかし、将棋界(正確には、日本将棋連盟ではない団体だが)は林葉氏を受け入れた。ゲスト参加であっても
その意味は大きい。今の日本で、一度失敗した人間を一切受け入れず、排除する傾向が強まっている中、
こういった出来事を見ると「古き体質」も悪いことばかりではないな、と思う。
 
 何よりも、林葉氏が参加するトーナメントを見るのが楽しみだ。「リアルチッチ」(←ハチワンダイバーを読んで
いる人のみ分かる?)カムバック!を素直に喜ぼう。