横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、首位に快勝!

PA内の悪魔

 ニッパツ三ツ沢での京都戦は、0-2で敗戦。天候も寒かったが、試合はもっと寒かった。シュート3本って・・・
 
 監督の「何かを変えたい気持ち」が、先発に表れた。なんとここでGKに渋谷を起用。この策が裏目に。
前半14分、正面のボールを渋谷が落球、大黒に詰められて失点。Jの試合経験が元々少なく、今期初登場の
渋谷が、試合に入りきれてない時間帯のプレー。痛い失点だがこれはまだ仕方ない。問題は前半終了間際に。
 
 ボールを抱えたまま、次のプレーに移らない渋谷。主審からプレーを促されるも(自分は目撃した)、
そのまま動かず、6秒ルールを取られてしまった。ちょうど、「早く出さないと、(主審に)取られるぞ」と自分が
叫んだ瞬間の出来事。PA内からの間接FKを決められ2失点目。試合は実質、決まってしまった。
 
 結局、最初の失点を引きずっていたのだ、と思う。それをそのままにしてしまったチームが、まさに現状を
示している。全選手、自信が無いのだろう。後半は積極的に選手を交代投入するも、シュートまでいけない。
唯一のチャンスだった野崎のヘディングシュートも、無念の枠外。安全第一の京都守備陣を崩せず試合終了。
 
 同じく今期初登場の松下祐は、いいプレーをしただけに、「一度に全てを変えようとする」ことの難しさが
出た試合だった。それにしても、今年の横浜FCは自陣PA内での不用意なプレーが多すぎる。勿論、ミスは
サッカーにはつきものだが、ここまで毎試合のように出るとなると、何か問題があるのでは?と思ってしまう。
 
 「PA内に盛り塩でもしたほうが?」とはakiraさんの台詞だが、本当にお祓いでもしたほうがよいのかなあ。
そして、いよいよ重症の攻撃陣。前半は寺田が徹底的にマークされ、パスの出しどころを潰されていた。
後半、松下祐がいいパスを出していただけに、次節もぜひ先発で起用して欲しい。今日の収穫はそれだけ。
 
 京都のバドゥ監督は言った。「寺田選手のようにプレーできる中盤が我々には4人いたと思います。」
悔しいが、反論の余地はない。せめてもう一人、パスの出しどころを増やしたい。次節、松下祐に期待する。