横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、首位に快勝!

2014天皇賞春・考(1)

 毎年、私的に的中させたい2大競走のひとつである、天皇賞春がやってまいりました。どうやら、ダービーで
お世話になったキズナが1番人気のようですが・・・今回は確認をひとつ。
 
 天皇賞春が古馬頂点戦であることは、JRA競馬の仕組みを学ぶ人には、既知だと思うのですが、では、
前年夏季以降の主要競走で、キズナ世代がどれだけ出走したか?挙げてみます。
 
 2013安田記念:1頭・・・(外)エーシントップ
 2013宝塚記念:出走ナシ
 2013天皇賞秋:1頭・・・コディーノ
 2013ジャパンC:1頭・・・デニムアンドルビー(牝)
 
 何と、6頭だけ。世代限定GⅠで連対した馬もいません。で、CMでトウカイテイオーが取り上げられていますが
その世代も見てみると、(安田記念は当時、4歳以上の競走)
 
 1991宝塚記念:2頭・・・イイデセゾンイイデサターン
 1991天皇賞秋:出走ナシ
 1991ジャパンC:1頭・・・フジヤマケンザン
 
 やはり世代限定GⅠで連対した馬がいません。で、92年も今年もそうですが、3歳時に上記GⅠに出走した
馬は、天皇賞春に出走してきませんでした。まあ、有馬記念に的を絞ると解りやすいのですが、過去の有馬で
「世代限定GⅠで連対した3歳馬」が不在だったのは・・・
 
 2013年の前は1991年まで事例がないのです。CMでマックイーンvsテイオーを取り上げた理由は、
色々とあるのでしょうが、私的にはこれも理由のひとつか、と考えています。で、何故に私がこれを気にする?
ですが・・・理由は単純で、
 
 「滅多に出ない天皇賞(春)連覇馬」が初めて出たのが、1992年だからです。次に出たのが2001年の
テイエムオペラオーですが、この時の事情は恐らく、別のところにあるでしょう。(有馬の出走状況も異なる)
根底にあるのは「世代間闘争」だと考えますが、その意味では92年と01年は真逆で、今回は92年型かなと
思っています。
 
 マックイーン世代は、テイオー世代に春天を渡さず、ライスシャワー世代に渡しました(直接負けた)。
今年、キズナ世代に「春天を渡さない、ができる」のは、そう、フェノーメノの世代です。その意味で、4枠に
ゴールドシップが同居したことに注目します。そういえば、マックイーンも4枠でしたっけ(笑)
 
 ルドルフの仔・テイオーとディープの仔・キズナ。CMやダービー後の履歴から、重ねて見るのはある意味
当然かもしれません。しかし、むしろ逆で「異なる馬」だからこそ、結果が同じに見える。そう考えるほうが
自然だと思っています。ならば、マックイーンは「連覇を狙うフェノーメノ」ではなく・・・ではないでしょうか。