ニッパツ三ツ沢での湘南戦は、１－３で完敗。湘南さんのＪ連勝「新」記録をお膳立てする結果に。正直、
力の差を感じる内容だった。積み上げてきたものが、形になっているチームは強い。
監督の秘策は、何と３バック。怪我明けのナカジを起用してまでも、湘南対策に打って出た。守備時は両方の
サイドＭＦが引いて５バックに。恐らく、ハマの高き壁・ドウグラス不在では太刀打ち出来ない、との判断が
あったのだろう。けど、ある意味プライドを捨ててまで結果に拘ったのだから、やはり勝ち点が欲しかった。
秘策の「功」は前半早々に。左サイドＭＦ・永田のクロスを右サイドＭＦ・小池が決めて先制。ダイナミックな
展開は、このシステムならでは。小池の走力を最大限に活かした形で、個人的に、小池のような選手が好みの
私としては、嬉しいゴールだった。
しかし、守備時に「罪」がすぐに露呈する。わずか１１分後、相手ＦＷに縦パス１本から裏を取られ、ＧＫと
１対１に。アッサリ同点にされてしまった。録画を見たが、やはり、というかＤＦラインが揃っておらずオフサイドが
取れなかった。急造５バックの弱みを突かれた形。そしてここから、守備の不安が隠せなくなってくる。
失点から５分後、今度は左サイドを崩され、最後は不運にも転倒したナカジの手にシュートが当たりＰＫに。
逆転されてしまった。５－３－２の守備ではセカンドボールが拾えず、押し込まれる展開になっていた。
ＤＦラインの不安定さはＧＫにも焦りを生んだか？終了間際には、南が飛び出してしまいボールに触れず失点。
風上なのだから、無理に弾き出しにいく必要はなかった。痛恨の３失点目で、苦しい展開に。
後半開始から、２人交代で点を取りにいくも、結局シュート６本で終了。黒津のどフリーシュートが決まれば、
もう少し勝負になったか・・・しかし、内容で圧倒された感は、観戦した皆が持ったのではないだろうか。
８連勝中の相手に、付け焼き刃は通じなかった、ということか。サポ皆様のブログを拝見したが、おおむね、
「真っ向勝負で闘って欲しかった」という意見なのはよくわかる。磐田戦を見た後だけに。
これで直近５試合が１分け４敗。完全に、昨年同様の泥沼展開に陥ってしまった。ここからキツい日程が
続くわけで（２９日、５月３日、６日と１週間で３試合）、この敗戦が選手たちの精神面に響いていないか？を
懸念する。１試合の結果を取りにいき、結果としてチームが崩れないか・・・不安は残る。
最後に、takさんがブログで書いてくれたので（笑）書くが、今の先発陣はボールの受け手は多いが出し手が
寺田しかいない。彼の負担が大きいし、単調になりやすい。もう一人、出し手を入れるべきだと思う。
本来なら松下年だが、不在の今こそ、ｹﾝｽｹではないかと。私的な好みでは、
黒津
内田 寺田 ｹﾝｽｹ 小池
安
永田 ドウ 野上 市村
南
みたいな感じ。ｹﾝｽｹはボランチでもいいけど、できれば攻撃中心で。小池は昨年の武岡同様、ＳＢでは
勿体ないと思う。あの走力で、ゴール前に入っていけるからＭＦで見てみたい。
