ホーム三ツ沢での浦和戦は0-2で負け。シュート数、ボール支配率
ともに互角以上だったが、結果には結びつかず。07年に比べれば
格段に戦えていたのだが・・・
ボランチ型選手3人を中盤中央に置く布陣。特にシュンスケの存在が
大きく、懸念されていた右サイドでのポゼッションは改善された。反面、
攻撃は2トップと両WBに偏り、単調ではあった。それでも、狙い通りに
落ち着いた試合展開を作り、スタミナ温存はできていたが・・・
シュンスケが退いてすぐに、あっさり失点。せっかく大事に作ってきた
状況を失ってしまった。監督も決断し、我慢して使ってきた星を下げて
勝負に出たが、最後はパスミスで失点し、試合は終わってしまった。
失点の多さが言われているが、問題はむしろ攻撃。リスクを侵して
高い位置からの守備、ボール保持を続けているのだから、まずは
得点せねば始まらない。そこが相手との差だったと思う。
少ないリソースのうち、多くをつぎこんでいるはずの外国人選手が
ピッチに立っていない。ゴール前での「違い」を作るべき彼らがだ。
相手の得点者2人が、そういう役割を全うしていたのを見せられると
何とも辛い。若手2トップはよくやっているほうだとは思うが、まだ
彼らにJ1で「超」の頭文字はつかない。それが現実だ。
この経済状況、サッカーを取り巻く環境下で来年、どれだけの予算を
捻出できるかは不透明だ。その意味で、若手を鍛え上げる方針自体は
悪くない。8月は半端ない試合数が待っているだけに、そろそろ
全員出動となるはずで、誰がどの試合に起用されるか?でクラブの
方針が見えてくるだろう。3連敗で選手たちのメンタルが落ちていなければ
よいのだが。