早くも今年最初のG気迫ってきた。ちょっと早めだが思うことを。
今年のフェブラリーSは一見、昨年と同じ競走のように見える。何故ならこの競走自体のスペックには
変更が無いからだ。では、今年の覇者に要求されるのは昨年と同じ要素なのだろうか?となるのだが
それは違うと考えている。それは、今年のフェブラリーSの「立ち位置」が変化しているからだ。
その根拠は?と問われれば、それは間違いなく「ジャパンカップダートの設計変更」と答える。
ご存知の通り、今年からJCダートは「5回阪神2日目、ダ1800m」となってしまったのだ。
何だ、フェブラリーSとは関係ないじゃん!と思う人は、例えばこんなことを想像してみて欲しい。
「あなたは(株)JR○・東京競馬場ダート部の課長です。あなたの上司はJCD部長ですが、
今回、関連会社の阪神競馬場ダート部に異動することになりました。後任はいません。」
どうだろう、つまりあなたは…
そう、東京競馬場ダート部の頂点に立つのである。00年以降あなたは常に、JCD氏の次席であった
のだが、今年からは表看板にならなければならないのである。いや、しかし待てよ、あなたも昔は
東京ダートの表看板だったよなあ。それどころか(株)JR○ダート部門全体としてもトップだったよ。
などと、色々な仮説を立ててみるのはどうだろう。他にも色々なアイデアは出ると思う。こういった
ことを私は「間接的変更」と言っているが(別に珍しくもないか)競走自体のスペックを変える
「直接的変更」よりも見つけにくく、わかりにくい。でも、これが「読む作業」だと考えているので、
これからレース当日まで、この「間接的変更」がもたらすものを追い求めていきたい。