横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

2011横浜FC・総括

 今年最後の記事になりますね。あくまで個人の感想なので、あしからず。
 
【GK】関は及第点以上の活躍をしたと思う。シュナや村井には出番が無かったけど、それも関が安定して
    いいプレーをしていた、ということ。来期も引き続き頼みたい。
 
【CB】とにかく、監督自らが最も期待した飯尾の不出来が全て。守備の要と考えていた選手が、途中で
    JFLに移籍するほどの誤算だったとは…監督が恐らくは戦力としてあまり考えていなかったはずの、
    テホンがいなかったらどうなっていたことか。ナベの復帰が遅れたことも合わせて、誤算だらけだった。
 
【SB】実は、戦力的にはいいものがあった。宮崎のフィットが遅れた(DFラインの不安定)こと、藤田優を
    固定して使えなかったチーム事情が痛かった。もしも来期もこの2人が残っていたら、J2では有数の
    SB戦力になったと思っている。個人的には、来期の戦力ダウンを心配しているポジション。
 
【ボラ】ホベルトの穴を埋めると期待したファビーニョがフィットせず、八角も怪我で使えず、井手口も馴染む前に
    怪我。ハッキリ言って、監督がシーズン前に描いた構想が「全く機能しなかった」。寺田のボラは大きな
    発見だったが、あれは寺田が素晴らしいのであって、監督の功績ではない。その寺田も大怪我で離脱。
    このポジションは、悪夢の1年間だったと思う。来期の戦力も不安。怪我人の復調がカギか。もちろん、
    即戦力の補強は言うまでもないが。中里には期待するが、いきなりの主軸扱いまではどうか。
 
サイドハーフ】野崎のブレイク、荒堀の活躍、ナンちゃんの意外な?フィットで、健闘したほうだと思う。ただ、
    高地の不調は誤算。サイドアタッカータイプが少ない編成にも、やや問題があったと思う。来期は
    小野瀬が加入するので、荒堀の穴を埋めてくれることを期待したい。
 
【FW】人材過剰気味で、監督のファーストチョイスだったカイオ⇔藤田祥のコンビはイマイチ。西田や難波との
    組み合わせをもう少し試すべきだったかな、と。エデルはチーム戦術に全くフィットしておらず、岸野さんが
    監督をやる来期は、レンタル移籍もありだと思う。(もしくはサイドハーフ起用)西田には移籍されて
    しまったが、田原の加入もあって戦力はある。藤田祥は正念場か。カズは…田原とのコンビが合うかも。
 
【監督、スタッフ】監督については…本人が一番分かっていると思う。GMを辞任したのは正しい判断。もっと
    選手をよく観察して、適材適所で起用して欲しい。色眼鏡はもう捨てた、と信じたい。
    スタッフについては、基本的には言うことはないけど、怪我人が多かった原因についてはきちんと
    検証すべき。鳥栖のユ監督は「怪我人を出さないのが最優先」で、長期離脱者を出さなかったことが、
    「連敗なき昇格」につながったらしい。来期への参考にすべし。
 
【総評】少数精鋭で臨んだ2011年は、戦力の誤算がそのままチーム力の低下につながった。その意味で、
    GMだった岸野さんに言い訳の余地は無い。また、怪我人の多さは、少数精鋭を完全に裏目とした。
    厳しいトレーニングをしたかった気持ちは解るが、チームマネジメントの失敗も見過ごせないところ。
    
    途中からは、選手の穴が埋まらないジレンマで、戦い方までブレていった。「迷走」というやつだ。
    優勝宣言までしておきながら、18位という屈辱的な順位で終わったのは「クラブの恥辱」とまで
    言っても過言ではない。来期は、もうこんなことの無きよう、最善の準備に取り組んで欲しい。
 
 厳しい内容になってしまったけど、これは「優勝宣言」したチームだから。実際の覇者・FC東京と比較したら、
こんなものじゃすまないよ(笑)我々サポは、決して見捨てない。選手が、監督が、スタッフが、そしてクラブが
一所懸命やる限りは。だから、来期も「横浜FCの本気」を見せてくれ。それを願って、今年を終わろう。
 
 皆様、よいお年をお迎えください。