アウェイ長崎戦の負けで、昇格は絶望的となった。ガンバ戦以降は、来期を見据えた戦い方をするのが
現実的かな、と思う。(もっともガンバ戦は欠場者が多そうで、それどころじゃない!かもだけど)
そこで、今年の山口監督が目指した戦い方と、選手の兼ね合いというかバランスを検証してみたい。
(なお、途中移籍の選手は入れないこととする)
まず、戦い方のほうだが、これは開幕の岐阜戦が参考になる。4-3-3もしくは4-1-4-1が、今年の
構想だった。なので、このシステムを基準として、(一応4-3-3にする)選手を当てはめ、個人的な感想と
評価を書いてみる。あくまで私見なので、疑問に思われるところは笑って見過ごしてください(笑)
1.GK(シュナ、柴崎、渋谷)・・・○でしょう。柴崎は個人能力的にはシュナ以上かな、と考えているがGKは
やはりDFラインとの連携が重要。この点ではシュナが上回る。来期も2人で競って欲しい。若手は
ベンチ入りを目指して奮闘して。
2.右SB(市村、野上、武岡、井手口)・・・×でしょう。市村の長期離脱が全て。と言いたいがそもそも、開幕の
前から武岡のSBを試していた。それだけ層が薄く(イデも怪我あり)本職が市村だけ、というのは編成の
失敗と言わざるを得ない。野上が新人としてはよくやっているが、彼もサイドの選手ではないし。
3.左SB(西嶋、中島、森下)・・・△かな。ナカジは夏からの合流が事前に分かっていたのだから、西島の
バックアップとして森下をもっと早く使うべきだった。森本では攻撃参加が期待できないのだから。そして
西嶋の長期離脱も痛い。CB兼任・森下の負担が大きく、最近のイライラにもつながっていそう。
4.CB(スンジン、森下、野上、森本)・・・◎ですね。CBの能力は高い。ストロングポイントといっていい。
ただし、SBの不安定さをカバーする分だけ負担も大きく、評価が低めになっているのは損しているかな。
来期は、スンジン、森下、野上の確保が大きなミッションだけど、森下はどうかなあ・・・
5.ボランチ(松下、佐藤、渡辺)・・・△~×かな。1ボラという意味では、このポジションは絶対的な中心が
だけど1ボラ向きではない。個人的には、ここの誤算が不振の主原因だと思っている。外国人を獲っても
よい(しかも高額な)、それだけの重要ポイントではないだろうか。なお、中里は1ボラの選手ではないので
CMFで考える。
4人は技術が高く、(フミンは出場少ないので・・・)十分こなせる。永井を入れても機能しそうだ。やや
高齢なのが弱点だけど。パトリックがこのポジションをできるなら面白そうだが如何に。
7.右ウイング(武岡、永井、内田、野崎)・・・◎でしょう。武岡は引き抜きにあいそうなほどの能力を最近は
見せている。他の3人も文句なし。SBとの絡みがシッカリできれば、本来はここが攻撃の中心のはず。
走力あり、技術ありと引き出しがあるのも魅力。
8.左ウイング(内田、野崎、小野瀬、ソンス)・・・○~△か。タイプが似た選手が多いのはやや損している。
小野瀬は右ではなく左が良いと個人的には思うが、今期の不振は残念。永井はここに入れてもいけるか。
レフティが1人いれば・・・と思うので、パトリックもあり?
9.センターFW(大久保、田原、黒津)・・・△、というよりジャンボだけが◎で、後は△かな。黒津は1トップ
には不向きで、むしろ左ウイングのほうがよさそう。田原は不振で、来期が不安。来期の補強ポイントか。
1トップ向きの人材を獲るべき。
ざっと、こんな感じ。抜けてる選手いないよね?いたら教えてください。次回は、戦い方と選手の特徴を
照らし合わせてみる予定。