横浜FCと競馬を愛する男の日記

早くも年末、しかし競馬は続く

2013有馬記念・考(2)

 第二弾では、今年の出走状況から考えてみたいと思います。
 
 今年の出走予定馬を見て、一般的に感想として出るのは「GⅠ馬が少ない…」ですね。エイシンフラッシュまで
回避するとは意外でしたが。今年GⅠを勝ったのがゴールドシップだけ。こんな有馬記念は、実は過去に
1度、事例があります(グレード制になって以後)。
 
 そもそも有馬記念の歴史を見れば、基本的には「その年のGⅠ馬が連対している」わけです。ところが今年の
ように1頭しかいないとなると、「じゃ絶対来る」?そんな分かり易くなるはずがないですよね。そこで、過去の
事例=2008年を再確認してみます。すると、
 
 2008年 14頭 枠8-8 馬連万馬券枠連万馬券) 
 1着 ダイワスカーレット  牝4  1人気:GⅠ天皇賞秋2着、GⅡ大阪杯1着
 2着 アドマイヤモナーク  牡7 14人気:GⅡ日経新春杯1着、GⅡ日経賞3着、GⅡ京都大賞典2着
 
 当年GⅠ馬(JC1着)スクリーンヒーローは5着でした。しかし連対2頭を見れば、それなりの成績です。
特にアドマイヤMはシンガリ人気が不思議なくらい。で、この結果から何を学ぶかですが、その前にグレード制
以降、もう1回だけあった「当年GⅠ馬未連対」の年を確認しましょう。すると、
 
 1987年 16頭 枠4-4 枠連万馬券
 1着 メジロデュレン   牡4 10人気:前年GⅠ菊花賞1着、当年未勝利
 2着 ユーワジェームス 牡3  7人気:GⅡNZT1着、GⅠ菊花賞3着
 
 この年は当年GⅠ馬2頭(ダービー馬、皐月賞菊花賞2冠馬)が競走中止。しかし、ぞろ目+万馬券
この結果を2008年に引き継いだ、という仮説は立てられると考えます。
では、今年も「GⅠ馬未連対で荒れる」と、簡単に結論づけてよいのでしょうか?それは早計でしょう。
 
 当年GⅠ馬なら何でもよいわけではない、と。1頭のみの存在でも、相応しい馬なら連対するはずです。
特に今年は、投票10位以内がオルフェとゴールドシップのみ。(エイシン回避でこうなった)何か意味深です。
 
 今年はメジロデュレンのような馬は不在ですし、エイシン回避でユーワJのような馬も不在になりました。
 ・当年GⅠ2着馬・・・オルフェーヴルダノンバラード
 ・当年GⅠ1着馬・・・ゴールドシップ
 この3頭の中から、軸馬を探すのがよさそうです。