ホーム三ツ沢での川崎戦は2-1で勝利。対川崎は21年ぶり、J1では
初勝利となった。
小川航、サウロ、ユーリ、ボニフェイスと主力を大勢欠く日だった。長谷川が
復帰即、先発+マテウスのJ1リーグ初先発が注目点。
伊藤
長谷川 山下
林 和田 井上 山根
マテウス 岩武 吉野
ブローダーセン
リーグ1のポゼッションを誇る相手に、守備から入るのは予想通り。ボールは
回されるが、決定機は1、2回くらいだったかな?焦れる相手の綻びを突き、
長谷川からカウンター発動。最後は井上のスーパーゴールで先制。前半終了間際、
最高のタイミングでリードし終えることができた。
後半、相手も対策してくると見ていたが、余り変化がない。そのためか?
今度は山根→山下のカウンター発動。相手CBをドリブルで置き去りにし、そのまま
シュートを決める。狙い通りの形で追加点は、シナリオとしては出来すぎなくらい。
その後、元横浜FCの瀬古にFKを決められ、最後はパワープレーを仕掛けられるも
ブロのセービングや体を張る守備陣がゴールを割らせない。勝利への執念で上回ったと
相手監督に言わしめる集中力で守りきり、試合終了。順位も16位に浮上だ。
正直、この日の18人を見た時は「さすがに厳しいか」と思ってしまった。大変、
失礼いたしました(笑)戦い方が明確になったためか、高い運動量と集中力で試合が
できている。3バックに変更後は4試合全てで、スプリント数が相手を上回ったのも
見事(川崎の95回は初めて見る少なさで、不調の原因かも)。守備に奔走している
のが数字からも見えてくる。
弱者の戦い方と言われても仕方ないが、ワールドカップの日本代表も、このような
戦術で強豪に番狂わせを起こした。川崎相手の勝利は、それに近い感慨がある(笑)
けれど、「弱くても勝てます」もまた、サッカーの醍醐味だと思う。