私はメインアウェイ側、ゴル裏に近い場所に座っていた。
１－３になった瞬間、通路を挟んだ右側のレイソルサポが叫んだ。「勝った！」その瞬間、折れそうな
私の心に火がついた。いつもの観戦仲間、akiraさん、お父さん、すーさんと話し合う。
「まだまだだ！」と。
試合前、motoさんに会い、話す。「西が丘のような臨場感だ。」なるほど、レイソルのサポが、移転を
反対する理由がよくわかる。ウチが三ツ沢から離れたくない気持ちと一緒だ。この距離なら、サポの
気持ちが選手に伝わりやすいことは間違いない。
試合の内容については、見所満載？すぎて書く元気がない。今日、読んでくれる方に伝えたいのは、
遠路はるばる柏まで駆けつけた横浜ＦＣサポの「素晴らしさ」だ。今まで、色々とアウェーの試合を
見に行ったが、今日ほどサポが力を合わせてまとまった瞬間はなかったと思う。
私はメインにいたが、周辺の横浜サポもゴル裏の応援に合わせて力一杯の手拍子、声援を送っていた。
勿論、ゴル裏のサポの応援も力強く、２点ビハインドになった後も、下を向かずに声を上げ、手拍子を
続けていた。
柏ゴル裏側で２失点したのが、あちらのサポの力だったとするならば、ウチが後半２点取り返したのも
間違いなく、サポの力だったと思う。今日はその位、応援の声に「魂がこもっていた」と感じた。
試合終了後、挨拶に来た選手たちとサポは、「やり遂げた！」という満足感に満ちていた。
ゴル裏から特に声があがったわけでもないのだが、自然とそんな雰囲気が醸成されていたのだ。
アウェーで２点のビハインドを追いついた。勝ちに等しい引き分けと評価していいと思う。
勿論、残り試合も全てが「死闘」になる。しかし、今日は特に困難な状況を克服したチームに、
最大限の賛辞を送っていいと思う。この精神力の強さは本当に頼もしい限りだ。次の試合まで、体調を
整えて、準備をしっかりやって欲しいと思う。
しかし、「引き分け」でこんなに美味しいお酒を飲んだのは初めてだよ…ありがとう。
