一試合休んだら順位が８位だって？しかも２位との勝ち点差はたったの「２」。同じ試合数の
チームで比べれば４、５、６位とは１点差しかない。なんたるダンゴ状態。こんな大混戦は、Ｊ２
史上初めてなのではないだろうか。
何故だろう？と考えてみたのだが、ひとつ思い当たったのが「試合数の減少」。Ｊ２は今年から
３回戦制になって試合数がＪ１並になった。これが大きいのではないか。つまり、今までは過密日程で
層の厚いチームが有利だったわけだが、今年はその優位性が無くなってきているのでは？と。
また、試合数が減ったことでＪ２特有だった「守り中心のサッカー」から決別するチームが増えてきた
ような気がする。今までは体力的に楽な「リアクションサッカー」を選んでいたが、日程的に体力面の
不安が減ったので、より運動量の多いアクションサッカーへ転換する発想が出てきたのではないか。
ならば、ある程度スタメンを固定して組織的完成度を高め、運動量豊富なアクションサッカーを志向
するという「Ｊ１スタイル」をＪ２でも取りやすくなった！という仮説が成り立つのではないか。
今年の大混戦は、そういう「Ｊ２戦術の常識」からの脱却と結びついているような気がしてならない。
Ｊ２がもしもこういった過渡期を迎えるのだとしたら、これに早く気づいたチームが昇格に近づくん
じゃないか？ならば、今年のウチは不利だなあ。というか目指す方向性が異なっている。スタメンも、
システムも毎試合変えているから（笑）まあ、今年は仕方ないけどね。
ｐｓ 個人的にはＪ２も「ベンチ入り７人」にしてくれないかな、と思う。試合数が減ったのだから
選手たちの出場機会を少しでも増やしてあげたいし。
