横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

明日は東京V戦

 アウェー味スタに乗り込む一戦。東京Vといえば、何と言っても「元ウチの人」が大勢いることに
気持ちが向くわけで。高木監督、タッキー、岩倉、平本、柴崎、中村コーチと盛り沢山。彼らが皆、
元気でやっているのを見るのも、大きな楽しみだ。

 さて、相変わらず勝てない我が横浜だが、もう10試合を過ぎた。ここでチームの現状を客観的に
眺めてみる。すると…

 ・前からのプレス、ポゼッションを増やすことは浸透し、実践できてきた。
 ・バイタルエリアから前の攻撃は、まだまだうまくいっていない。
 ・失点は、つまらない形からのものが多い。
 ・セットプレーを取れている割には、得点につながらない。
 ・気がつくと、片山、テル以外は「以前からいる、もしくはいたメンバー」で試合している。

 要するに、昨年のチームからアンジ-、エリゼウという2本柱を抜いたチームが試合をしていると、
こんなものなのかな、ということだ。但し、今年は戦術を大きく変えているので未熟。故に結果が
負けになっている試合が多い。

 でも、ちょっと考えてみる。昨年の横浜を見ていて、皆が何に一番不満を持っていたか。それは、
「横浜のスタイル」を構築しているように見えなかったことじゃなかったか。横浜のサッカーって?
何が長所?何を伸ばしていっているの?が試合から伝わらなかったことではなかったか。

 それが、今年見えてきているような気がする。そう感じるのは私だけではないと思う。今年は、
主導権を取るサッカーを掲げてスタートした。そして、ここ数試合のホームでは、それができつつある。
甲府や徳島など、順位がずっと上のチーム相手でもだ。これは、昨年ほとんどなかったことだ。

 今年、監督に対する不満があまり聞こえないのも、「やりたいこと」が伝わってくるからだと思う。
そして、不十分ながらも選手達は徐々にやりたいことを体現しつつある。このチームが熟成すれば…
と期待しているサポは、私も含めて結構いるはずだ。

 急に得点力が上がるほど、プロサッカーは簡単じゃない。だから、もう少し力を抜いて試合を
見ようと思う。選手達も、必死にやっているのは伝わってくるが(一部、そう感じない選手もいるけど)
サッカーを楽しむ気持ちをちょっと思い出して欲しい。本来、攻めることは楽しいのだから。

 明日も結果は出ないかもしれない。でも、チームが進歩していることを見せてくれれば、それなりに
楽しめる。得点できるかどうかは別として、東京Vから主導権を奪い、プレスとポゼッションで圧倒
してみせてくれ。それさえ見られれば、明日は行く価値が十分にある。今はそんな心境である。