横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

第一クールを終えて

 一巡したので、現時点で振り返ってみる。結果はまあ、さておき今年の横浜が目指すサッカーが、
どのくらいできているのか?を主観で。

 ・DFラインは勇気を持って、高い位置で踏ん張っている。ただ、それ故にリスクもある。つまらん
  ミスが失点につながっている理由だと思う。昨年までもミスはあったが、ラインが低いおかげで
  救われていたことも多かったのだろう。

 ・コンパクトな陣形で相手にプレッシャーをかけ、奪ったボールを保持する。このコンセプトは、
  結構形になってきた。三ツ沢で、上位相手でも圧倒するような時間帯を見せていた。これは今までの
  横浜にはなかった光景だ。この点は樋口監督の狙いがある程度、成功しているようだ。

 ・一方、ボールを奪ってからの展開は不満が残る。バイタルエリアまでは持ち込むが、そこからの
  仕掛けがうまくいっていない。また、奪ってからの早い攻め=ショートカウンターもイマイチだ。
  普段の練習でどう改善しようとしているか分からないが、第二クールで答えは出せるのだろうか。

 ・FWが決定機を活かせていない。これは個人のスキルもさることながら、今のサッカースタイルが
  FWにかかる負担を大きくしてる影響が考えられる。前線からチェックをかけ、中盤までついて
  いくFWの姿を今年は多く見かける。エリア内でガス欠しているような気がするのだが…特に
  ナンちゃん。

 ・では、中盤の選手が前線へ飛び出しているのか?といえばこれも決して多くない。ネジくらいしか
  そういうプレーが得意な選手がいないせいもあるだろう。でも、もしかすると中盤での激しい
  動きでボールを奪取するのが精一杯なのかも。前へ出る余力がない?特に後半。

 ・コンセプトを忠実に具現化しようと選手は一所懸命やっている。しかし真面目すぎるような気も。
  90分同じペースで圧倒するほど、今の横浜は体力も、精神力も、スキルもない。前半勢い良く
  いって優勢でも、後半足が止まって逆転される。もう少しメリハリが欲しい。

 最終的意見としては、「目指すサッカーを51試合/年のJ2で、コンスタントにやり抜くためには、
できるだけ多くの選手が、試合に出て戦術を体現できるようにすべき」だ。

 樋口さんのコメントにいつもある「中2,3日で…」のとおりだ。90分圧倒するサッカーなんて
51試合もこなせるはずがない。だから、色々な選手が出場しても力が落ちないチーム作りを
目指すべき。選手を固定したい気持ちはわかるが、J1とは試合数が違いすぎるのだから。34試合との
落差は大きい。

 現実的には、「圧倒する時間」を90分間ではなく、焦点を絞って実現させたほうがいいのかも。
週に3試合する日程での3試合目なんて、絶対足が止まるのだから。緩急をつけられれば、負担が
減るのだけど、そんな器用さは望んでも無理かな。ならば、多くの選手を使って「フレッシュ」な
状態を維持するのが代案なのだが…第二クールはどうなるか、まずは愛媛戦に注目だ。