横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

向き合わない人たち

 今期最終・福岡戦は2-2で引き分け。つまらない失点をし、せっかく逆転しながら勝ちきれない。
今年を象徴するような試合だった。もう監督ではなくなった樋口さんに今更、何を言っても詮無いこと
だけど、ヒョヨンを出せずに終わってしまったのは、さすがに何だかなあ。

 表題のことは、皆も心に引っかかっているであろう「試合前の社長挨拶」。何故、こういう誠意の無い
ことを平気でするのだろう。試合後にやってブーイングされるのが嫌だったのか?それをあえて受ける
のが、トップの役目ではないのか?アリバイ作りのようにヒッソリと終えようとする、その気持ちが
悲しい。

 GSの一件もそうだが、どうもこのクラブの一部には、サポと正面から向かい合うのを避けている人
たちがいる。サポがクラメンミーティングで正直に訴えていても聞く耳を持たず、ネットやブログで
サポの反応が出ると慌てて撤回する。人間と対話せず、世間の反応ばかりを伺う。哀れで滑稽だ。

 トップの愚考で白けそうだったシーズン終了セレモニーを救ってくれたのは、他ならぬGSだった。
サポが選ぶ年間MVPでの、表彰状コメントは正に我々の気持ちを代弁したものであり、そこにこそ、
横浜が新規のサポを獲得するためのヒントが埋まっている。横浜FC愛する人たちの気持ちを知る
ことが、今のクラブトップにはまず必要なことなのだ。

 サッカークラブを経営することは大変なことだ。社長の苦労もある程度は想像がつく。でもサッカーは
「モノを売る」こととは異なるところに、そのノウハウが存在する。皆が何故サッカーを愛し、その中
でも横浜FCを見に来てくれるのか。その顧客心理をつかまず、常連客と向き合えない会社には、
明るい未来は来ない。

 「ダメな子ほど可愛い」は、横浜サポなら多かれ少なかれ知っている気持ち(笑)だろう。でも、
その「ダメさ」の質が問題なのであって、本当の意味でダメな子は皆から見放される。そのダメさとは
何か、この文章で書いたつもりだ。来期は、いい意味でのダメな子になっていてくれ。期待している。