横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

豪腕

 鳥栖戦は4-0で快勝。toto予想を大きく裏切ったであろう、良い意味での「想定外」な試合だった。
 
 こんなに差がついた理由はいくつかあると思う。
鳥栖移籍組の意地 ・鳥栖の緩み ・大黒の爆発力 ・前半15分で差をつけたこと ・ホベルトの存在感
 ひとつづつ思い返してみよう。
 
 柳沢、武岡、高地、ユジンの気迫は観客席に十分、伝わってきた。思えば、開幕戦でも、このくらいはやれて
いたと記憶している。負け続きで気落ちしていたところに、鳥栖が相手だったことがカンフル剤になったのだ、と
いうことか。観戦仲間のムラちゃんが、高地のゴールを「北九州戦みたい」と言ったが、その通りだ。
 
 鳥栖は、試合の入り方がおかしかったような気がする。やはり15位相手で舐めていたのか?もっと厳しく
前からプレッシャーをかけてくると思っていたのだが。DFラインを下げるためのロングボールも無かったし、
ウチの欠点をついてくる戦い方ではなかった。
 
 大黒は固め撃ちが得意なのは、横浜サポが最もよく知る(笑)ところだが、さすがのハットトリック。PK以外の
2得点は、大黒の長所である「動き出しの質と速度」が発揮されたものだった。これだけ凄いFWを擁しながら、
この順位はお恥ずかしい限り。
 
 大勝で忘れがちだが、前半15分で3点リードしたこと、鳥栖に退場者が出たことで、後半は良く言えば
スローペース、悪く言えば中だるみの状況となった。おかげで、横浜の不安点である「後半バテる、守勢に
回ったまま流れを変えられない」悪癖は顔を出さずにすんだ。果たして、この課題は解決したのか?答えは
次節に持ち越しだ。
 
 ホベルトは、開始直後こそ「試合勘」を心配したが、すぐに修正して流れに乗っていた。さすがのプレー。
スタミナが不安だったが、今日の試合展開では後半、楽をしていたはずなので90分走りきれるかは、次節の
お楽しみ。ウチにいる他のボランチと比べると、ボール奪取力とフィジカルの強さは図抜けていて頼もしい。
先を読む頭脳とポジショニングが素晴らしく、八角やネジには参考になる選手だろう。
 
 甲府から前半で3点取り、鳥栖から前半で4点取れる。こんなチームが、J2には他にあるのだろうか?
攻撃が嵌った時の強さは、J2屈指のチームであることは間違い無さそうだ。後は、90分やり切るタフさと、
守備の安定。今日も後半にダレて、相手に好機をプレゼントしていた。スローペースに落としてうまく時間を
使うことと、緩慢にプレーするのとは、全く別のこと。もう少し「試合巧者」にならねば。
 
 次もこんな試合ができるようなら、期待は膨らむ。中断までに借金を減らしたいな…