横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

【第六回】突き詰めた議論

 昨日、某政治家さんがこの言葉を連発しているのをTVから聞いた。耳ざわりのいい言葉だけど…
 
 所謂、政治家がやっている議論は「しがらみありき」、「現実ありき」のものが多すぎて、事の本質に
ついて論理的に議論している姿を見ることはあまりない。正論と現実論とは、しばしばかみ合わないので
政治家の議論は不毛な状態に陥ることも多いのだ。論点がずれてしまっている。(故意にずらす人も多い)
 
 例えば、こんな感じ。
 Q「原発は事故を起こした時のダメージが酷過ぎて、デメリットのほうが遥かに大きいのでは?」
 A「原発がないと、電気が足りなくなるから仕方ないじゃん!すぐには無くせないじゃん!」
 
 こういう議論は、何も産まない。論点が最初から違っているのだから。でも、こんなレベルのやり取りが
国会で堂々とまかり通る。なんというレベルの低さか。いや、頭のいいセンセイ方のことだ。わざとやって
いるのだろう。こういった現状の政治家が「突き詰めた議論」などするわけがなかろう。
 
 政治家にとっては、事の本質など重要ではないのだろう。結局、選挙で国民にそっぽを向かれるのが
怖いから、ありきたりの話をしてお終いにしてしまうのだ。そんな話は政治家からは聞く必要も無い。
事の本質から将来のビジョンを語れる人がいないから、この国では政治家は尊敬されないのだろう。