【一般的】２０１２天皇賞春・考（３）

　今回は更に、一般的に。

 

　競馬の１年は夏季で始まり、春季で終わる。その春季最後に施行される古馬ＧⅠである（トリを飾るのも

頂点戦だからです。東京優駿と一緒ですね）天皇賞春なので、この１年を少し振り返ろう。

 

　２０１１宝塚記念　覇者アーネストリー・・・登録なし

　　　　　天皇賞秋　覇者トーセンジョーダン・・・大阪杯３着から出走予定

　　　　　ＪＣ　　　覇者ブエナビスタ・・・現役引退

　　　　　有馬記念　覇者オルフェーヴル・・・阪神大賞典２着から出走予定

　　　　　東京優駿　覇者オルフェーヴル・・・阪神大賞典２着から出走予定

　　　　　菊花賞　　覇者オルフェーヴル・・・阪神大賞典２着から出走予定

 

　昨年、宝塚記念と天皇賞秋には３歳馬の出走が無かった。ＪＣは「唯一」ウインバリアシオンが出走。

ＪＲＡ３歳代表として挨拶に出てきた。有馬にはオルフェーヴルとレッドデイヴィスが出走。結果は承知の通り。

つまり、この１年間の天皇賞春への路線において主要ＧⅠに出走した現４歳世代は、たったの３頭しかおらず

その３頭というのが、オルフェーヴルと連対のパートナーを組んだ馬しかいない！ということなのです。

 

　世代限定戦⇔古馬戦の対比から考えても、天皇賞春は「世代間闘争」の要素があることは想像できるかと

思います。今年は４歳世代が注目されていますが、その中でどういった馬が頂点戦に出走してくるのか？は

確認しておくと役立つかと。

 

　次回は世代間闘争の面から検証を。