横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

2013横浜プレイバック(2)

 では続きです。第11節から第20節までを第二クールとして書きます。
 
(2)第二クール(3勝5分け2敗)~迷える選手達~
 連休の連戦に入り、最初の水戸戦は2点リードしながらも追いつかれた。ここでも青木を終盤に投入したが
役割が不明確なまま、同点を許す。東京V戦では小野瀬が活躍し快勝するも、3連戦最後のホーム福岡戦で
競り負け。水戸戦からSB起用された武岡が、攻撃面では活躍し期待が膨らみつつあったのだが。
 
 愛媛戦でも、攻撃がうまくいかずスコアレス。この頃から得点力不足の課題が見えてきた。左SBに森本を
起用せざるを得ない台所事情は、攻撃にも影を落とす。西嶋が復帰した北九州戦では、ジャンボのファイン
ゴールで1点取るも、シュートは5本で引き分け。松下を外した栃木戦でもスコアレスと、深刻な状態に陥って
しまった。1ボラを実質諦めたわけだが、選手達の困惑はサポにも伝わっていた。しかもここから、西嶋を
負傷で失ってしまう。
 
 攻撃の不振は守備陣に影響した。ホーム札幌戦では、開始1分で失点。DFラインが眠っていたかのような
覇気の無いプレー。そのまま0-2で負け、どん底の状態に。鳥取戦はジャンボの劇的ゴールで辛くも勝利し、
迎えた山場のアウェイ千葉戦。ここで、待望の本職左SB、中島が復帰。千葉と互角に渡り合い、引き分けた。
 
 中島の復帰で、ようやく両SBが機能しはじめた横浜。20節富山戦を勝利し、明るい兆しが見えてきた。
たった1人の復帰で、ここまでチーム状態が上向くのも珍しいが、それだけ両SBは弱点になっていたわけで、
武岡のSB起用と中島の復帰が、もう少し早ければ・・・逆に1ボラを続けてしまったかも、だけど(笑)
 
 ただ、忘れてならないのは本来、中島の復帰はもっと遅くなる予定だったということ。夏までかかるという
診断だった!が6月15日に復帰。これは中島の努力の賜物だが、同時に有効な手を打てずにここまで
来てしまった、チームの采配には問題があったと思う。森下を早くからSB固定するなど、手はあったはず。
 
 守備の問題ばかり書いているようだけど、良い攻撃は良い守備から。前線の選手が守備に追われるよう
では、いざという時に、攻撃のパワーが出ない。勿論、ポゼッションに意識がいきすぎて、シュートを打たなく
なってしまったのは駄目だが、これは監督というより選手個人の意識の問題。野崎は積極的にシュート
していたのだし。来期は改善可能だろう。
 
 これで前半戦を終えたが、20試合で5勝8分け7敗。最終的に15勝したのだから、如何に前半戦が
悪かったかが解る。(後半22試合は10勝5分け7敗)昨年、途中から監督に就任し今年が初めてのチーム
作りとなった山口監督。今年の失敗は、来年への糧となるようにしたい。
 
 次回は第三クール編を。