横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

2013横浜プレイバック(1)

 書くのが遅くなってしまったけど、今回から4回に分けて横浜FCの今期を振り返ろうと思う。まずは、
最初の10戦(第一クール)から。
 
(1)第一クール(2勝3分け5敗)~失われた両翼~
 開幕の岐阜戦を快勝し、ホーム開幕の徳島戦も追いつかれたものの2度リードし、結果的に4位だった相手に
良い戦いをした。しかし、この試合で市村が負傷離脱。G大阪戦以降、右SB野上で戦ったが、4節群馬戦が
悔やまれる試合となった。青木起用も機能せずHTで交代。1人少ない相手を攻め切れず。ここから↓へ。
 
 5節岡山戦も攻め切れず、シュート4本の相手に敗戦。6節山形戦は雪の悪コンディションに戸惑い惨敗。
右SBに井手口を初先発させたが裏目に出て、またもHT交代と、これも悔やまれる試合。7節熊本戦では
ジャンボを控えに回したが無得点で引き分け。チーム状態は下降していった。
 
 8節京都戦をアウェイらしい戦い方でモノにするも、9節長崎戦でまたもアクシデント。西嶋を負傷で失い、
直後に失点。遂に、両SBが不在となる非常事態に陥ってしまった。しかも長崎に逆転負けを食らい、今後に
不安を残す内容に。10節神戸戦は力負けで、横浜は、スタートダッシュに失敗してしまった。
 
 今期の成績(11位)を考えるに、原因となったのが第一クールだったと思う。
新システムの4-1-4-1は、両SBの守備力が重要だ。1ボラの両脇のスペースは当然、狙われるわけで
そこをケアするのは、ワイドMFとSBの役目。そのSBを早々に失ったことで、DFラインの安定感が無くなり、
それは1ボラ松下への過大な負担につながったと思う。
 
 怪我でSBを失ったのは不運だが、バックアップ体制には疑問符がつく。井手口の起用方法、左SBの
手当ての遅さ(すぐに森下をSBにすべきだった)、武岡のSB起用。全て、今年の横浜にはマイナス。
来期も、右SB陣容の目処は立っておらず(怪我がちの市村だけでは無理)、補強は必須と考える。
 
 また、出場がなく移籍していったカイオへの対応も疑問。もっと早い対処をしていれば、補強も早くできた。
アレモン、アウグストの時と同様の不手際。ブラジル人選手(代理人)との交渉術をもっと磨いて欲しい。
 
 今期はシーズンを通して、選手起用に?がつくことが多かったが、第一クールから既に見られていた。
ルーキー青木を慣れないMFで、しかもアウェイで初先発させたのは象徴的。井手口も、サイド攻撃が強い
山形相手のアウェイに今期初先発では厳しい。来期は、こういう起用が無くなることを期待。
 
 何か厳しいことばかり書いたけど、これも「自動昇格」を目標に掲げた今年だったから。横浜FCが、真に
J1に相応しいクラブに成長するために、避けて通れない課題が出た。そんな年だとも感じた。
次回は第二クール編を。