２０１６天皇賞秋・【序】

　実際の出走馬検証の前に、書いておきたかったことがありましたので、珍しく平日に。

　今年の天皇賞秋を考えるに当たって、必要不可欠な要素があります。それは「大阪杯のＧⅠ昇格」です。

既に公式発表されていますので、当然、天皇賞秋にも関係があります。私的なポイントとしては、大阪杯が

「５７ｋｇ定量」になったことです。大阪杯のＧⅠ化が噂になってすぐ、友人kazuさんに予告したとおりでした。

　ご承知の方も多いとは思いますが、あえて書きます。天皇賞秋と大阪杯の関係には、先例があります。

　安田記念（定量５８ｋｇ）⇔マイルチャンピオンシップ（定量５７ｋｇ）・・・古馬マイルＧⅠ

　エリザベス女王杯（定量５６ｋｇ）⇔ヴィクトリアマイル（定量５５ｋｇ）・・・古馬牝馬ＧⅠ

　天皇賞秋（定量５８ｋｇ）⇔大阪杯（定量５７ｋｇ）・・・古馬２０００ｍＧⅠ

　１対１の関係にある上記のＧⅠペアは、それぞれ斤量を異なるものとしているのです。そして、上記の先例を

見ると、今年の出走馬に対する理解が深まるのではないでしょうか。特に５枠２頭です。

　５枠８番モーリス：１５年マイルＣＳ１着、１６年安田記念２着

　　　 ９番ルージュバック：１５年エ女王杯４着、１６年ヴィクトリアＭ５着

　今年の天皇賞秋が提示するテーマを表現している、と思います。また、先例は色々なことを教示してくれると

期待しています。