横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、首位に快勝!

久しぶりに見た大掛かりな茶番劇

 亀田興毅選手の試合を見た。19歳、キャリア10戦の初世界戦としてはよく粘ったと思う。
相手のランダエタはしたたかで、ボクシングをよく知っているいい選手。強かった。なので、あの
内容でも亀田選手を批判する気は全くない。むしろ、称えていい。

 しかし、ボクシング観戦歴(小学生の時からTVで観ていた)が30年近い私から見れば、結果は
どうしようもない茶番劇だった。ボクシングをほとんど見ていない若い観客や、TVの実況を素直に
信じる人々には納得できないかもしれないが、あの試合で判定が亀田勝ちになるのは、正直言って
「無様なり、日本ボクシング界」だろう。

 ランダエタが負けた2本の採点は114点と113点。彼はダウンしていないから1Rで9点は
ついても8点は絶対につかない。つまり、2人の審判は6もしくは7Rが「ランダエタ不利」と判定
したのだ。どうだろう、試合を見ていてそう感じた人はどの位いたのか?
 
 亀田はどう考えてもダウンした1R、終盤の11、12Rは取られていたはず。これで-4点。
つまり、残りの9R中、8Rを「10点=有利」にしないと115点にならないのだ…
 亀田の点は115点、114点、112点。
 ランダエタの点が115点、114点、113点。
総得点で上回るランダエタが何故か負ける。引き分けにすらならない。

 日本ボクシング界がヒーローを求めているのはよくわかる。しかし…プロレス化していいの?(笑)