横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

将棋とサッカー

 私の趣味のひとつに将棋がある。一応、有段者である。だが実戦不足は明白で弱い。時々、ネットで
将棋を指すが、まあ趣味なので楽しめればいいと思っている。余談だが、有名な羽生先生は私のレベル
からみると、「将棋の神様」である。

 将棋は皆さんもご存知のように王、飛車、角、金、銀、桂馬、香車、歩と8種類の駒がある。
合計40枚の駒に8種類もあることこそが、このボードゲームが面白い要素のひとつであろう。
私はしょっちゅう、将棋の駒=サッカーの選手、将棋=サッカーとイメージをダブらせてみる。
とても似ていると思うからだ。私のイメージでは、

 王様:取られたら負けるので「ゴール」そのもの。またはゴールを守るGKともいえるか。
 香車:足は速いが、一度行ってしまうと戻って来れないあたりがサイドバックそっくり。
 桂馬:全ての駒の中で唯一、王手された時に合い駒が効かない。捉えにくいところが
    「ボランチまたはリベロの前線参加」にそっくり。ただし、「桂馬の高飛び歩の餌食」で
    リスクも伴う。こういう部分も似ている。
 銀将:最もフットワークの軽い駒で攻撃の切り込み隊長。ウイングバックに似ているが、守備も
    するし、ハードワークなところはボランチともいえるか。
 金将:王を守る2枚のセンターバック。粘り強く働き、王から離れず。
 角 :攻撃的と思われがちだが、駒の利きが最も多く盤面=ピッチを全て見渡す姿はトップ下か。
 飛車:ご存知、皆が一番好きな駒。攻撃の主役で相手の王を詰めるあたり、まさにFW。

 将棋もサッカーも、色々な個性のある駒=選手がいて、その個性を如何に生かせるかが勝敗の鍵。
サッカーは将棋と違ってチームごとに駒の個性が異なる。桂馬がいなかったり、飛車ばかりだったり…
横浜FCにはどの駒が不足しているだろう?

 将棋と違い、サッカーの監督はまず、自分の持ち駒を正確に把握した上で、最適な戦法を選択せねば
勝つことができない。逆に言えば、相手の持ち駒、戦法を見て的確な対応策を打てれば、多少の
駒の差があっても十分に勝つことが可能になるのだ。そういう意味で、サッカーの監督とは大変でも
あるが、やりがいのある仕事なのだろう。

 我らが高木監督はどうやら、「将来の名人」になる可能性もある逸材のようだ。こんな「指し手」を
得た我らが横浜FC、後は選手たちが「終局」まできっちりと動けるかどうかだ。将棋の駒は疲れ
ないけど、人間は疲れるし、パフォーマンスも一局の間で安定していないから。

 ちなみに将棋ではどんなに優勢でも最後に一手間違えると、自分の王様が詰まされることが
しょっちゅうある。(トン死と呼ばれている)サッカーに本当に似ていると思う。最近はトン死を
食らってばかりのような気がする横浜FC。相手が投了する=ホイッスルが鳴るまでが勝負だぞ!!