横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

久保…

 一日遅れで、久保の契約満了が発表された。この「ずれ」は理由がわからないけど、年俸の交渉を
したということなのだろうか??

 今年は怪我で、試合に出られなかった。5月以降はもう戦力として計算できなかった。払った年俸を
考えれば今年最大の誤算だったともいえるし、元々怪我持ちであることを承知で獲得したのだから
「博打に失敗した」ともいえるだろう。

 でも私は忘れない。開幕戦、私の目の前で見せてくれたスーパーゴール。今思えば、今年1年で最も
サプライズ!の瞬間だった。赤の大勢が、あれほど沈黙した場面を私は知らない。いや、我々
横浜サポすらも、一瞬、何が起きたのか理解できず沈黙「させられて」しまったのだ。そして、
その後のどよめき。あの異様さも記憶に焼きついている。

 あの能力を知る高木前監督としては「博打を打ちたい!」と考えても仕方なかったと思う。怪我さえ
なければ日本人最高クラスのFWなのだ。その彼を、世間一般から見れば低年俸で獲得できるのだから…
そして、その博打がひと時でも「大成功!」した試合を、確かに我々は見たのだ。

 サッカーに「たられば」はない。でも、ここ10年の日本人FWでは恐らく最大のスケール、最高の
潜在能力を持っていただろう久保が、今年だけでも無事にプレーできてい「たら」…は、わかっていても
諦めきれないものがあった。それだけの魅力があった。

 横浜の戦力になれなかったという意味では不満だったが、一選手としては大好きだ。だから今は、
彼がサッカー選手を続けられることを祈っている。そしてもし来年、相手チームのFWとして出てきたら


 「うちからだけは点取るなよ!わかってるよな!!」と野次を飛ばして微笑みたいと思う。