横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

アメとムチ

 この間、新聞に載っていたセルジオ越後さんの話を読んで思ったのが表題。

 サポは監督や選手を甘やかしてはならず悪い時は悪い、とハッキリ言うべし。言えないのは愛情が
足りないから、といった趣旨だった。日本代表のサポはその意味で「足りない」とのご意見でした。
確かに…というより今の時代は昔と違って「代表が一番!」という人自体が減ったのでは、とも思うが。

 代表のことで言えば、世論的には「W杯出場のために…」なのだが正直言ってヌルい。3大会連続で
出場しているのだから、本来はもう一段高いレベルを期待し、要求すべきだ。また、そうでなくては
強くなれない。W杯出場で大喜びする時期はもう、とっくに過ぎたはずだ。だからホームで引き分けなら
もっと厳しい反応がサポから出ていいはず。

 一方、横浜FC。「降格組」としては散々な成績にもっと厳しい声が出てもおかしくない。けれど
今のところ、そんな雰囲気は薄い。元々、J1で戦える力が無かったから…というのが昨年の総括だった
からかもしれないが、だからといって「仕方ないや」で済ませていると、J2に染まってしまうだろう。

 勿論、メインスポンサーの苦境、増えない観客など不安要素が一杯で「昇格よりクラブの先行きが…」
といった考えが頭に浮かぶのはわかる。でも、J2にどっぷり浸かってしまったのでは、それこそ未来が
怪しい。こんな時にサポにできることは、金銭的支援だけではなくチームが勝てるよう時には「厳しい
愛情」をぶつけることなのかもしれない。

 川崎のようにブーイングをしない「ほめて育てる」か、浦和のように勝ってもブーイングする「叱って
育てる」か。どちらも深い愛情の表現だ。そして今の横浜に、この深い愛情がどれだけ与えられるのか。
どっちのスタイルでもいいから、サポ一人一人の表現が必要な時期なのでは。