横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

精度=プロのしるし

 東京V戦は3-1で快勝。三ツ沢でこれだけ爽快感のある勝ち試合を見せたのは、いつ以来だろう?
今日に限っては、勝ち試合を見せたことだけで100点をつけていいのだが、3点取ったことで、
「120点」をあげていい。観客の盛り上がりが、全てを語っていたから。

 厳しいことを言えば、3得点はカウンターとセットプレイからのものであり、狙いとしている分厚い
攻撃が産んだわけではない。それでも、良くなっていたところも幾つか見られた。特に効いていたのは
皆が認めるであろう、トモキチである。

 今日のトモキチを見た人なら分かると思うが、彼のプレイには「つまらないミス」が無く、かつ
全てが精確であった。ゴールを決めたヘッドのコース、2アシストしたフリーキックの精度。あれこそが
プロの面目躍如。蹴るだけ、叩くだけならアマチュアにもできる。どこへ飛ぶか、がプロの技だ。

 今日はテルの復帰、ヒョヨンの状態向上、八角の積極性も勝利に貢献した。テルのおかげで右サイドは
制圧できた。八角は攻守に奮闘してゴールまで決めてくれた。ヒョヨンは起点となり続け、駄目押しの
ゴールを精確なヘッドで決めた。これからに向け明るい材料だ。

 守備は何度か相手に決定機を作られたがタクオのセーブで流れを引き寄せた。一見、正面にシュートが
飛んでいるように見えるが、あれはタクオのポジショニングがいいから。反応は速く、処理も堅実。
成長著しく、彼をスカウトしてきた強化部(田北GKコーチの慧眼か?)はGJ!と改めて思う。

 3-0で勝った愛媛戦を髣髴とさせる勝利だったが、共通するのは「前半で先制する」こと。これで
流れを引き寄せ、中盤で激しくボールを奪い主導権を取るサッカーが活きる。先に点を取れば、ペース
配分も楽になる。その意味でも、今年の横浜サッカーは先取点を積極的に取りに行くべきだ。

 次の甲府戦は、タクオ、八角、吉田、片山あたりの出場が危ぶまれる。相変わらず怪我人が多いのは
不安だし不満だが、それでも積極性を忘れずに今のサッカーを続けて欲しい。今日の試合は全体的に
つまらないミスが減っていた。今更ながら、そこから始めてくれ。プロたるもの、技術の高さを
観客に見せつけてナンボでしょ?やればできるのは、今日見て分かったからさ。