こんなテーマを書くのは初めてか？でも私は今まで、投票をしなかったことがただ１度しかなかった
（海外出張でできなかった）という「選挙マニア？」だ。ホントは結構、真面目なだけなんだけど（笑）
ちょっと思うところを箇条書きで。
・今まで何回か、年下の友人、同僚に言ったけど「とにかく行け、投票しろ」。これに尽きる。投票
しない人は、次の日から日本政府に何をされても文句を言える立場でなくなると思え。参加しない
人には、何も言う資格がない。部外者同然だからね。
・どこの党がいいとかは言わない。それぞれで判断すべし。個人的には「目先の利益ではなく、これから
先の日本をどうするか」を真剣に考えている政治家が好ましい。目先だけの対症療法では、２１世紀は
乗り切れないと思うから。これからの若い者に「負の遺産」だけを残してはいけないと考える。
・政権与党のネガティブキャンペーン、おわび行脚には心底、失望した。今回の選挙で国民が何に
期待しているかを把握していない。「責任力」という言葉を前面に出しているが、今までの政治手法を
見ていれば、責任力を掲げても説得力がない。まず、責任を取ることから始めてくれ。
・政権奪取を狙う党も「ばらまき」を前面に押し出しているようだ。もう少し工夫が必要な気がする。
けれど、基本的にはアリだと思う。ただし高速は「地方の不採算路線」だけを無料にして、東名、
首都高速などの混雑路線は有料のままでいいと思うのだけど。東海道新幹線を無料にしたら、おかしな
ことになるでしょ？
・他の政党も、いい政策を打ち出している部分がある。良いアイデアは使うべきなので、次の政権は
党を超えて「日本のためになる政策」を持ち寄ってみては。連立政権も考えられるね。
選挙を考えていくと、とどのつまりは「人間が地球で生きていくこと」を真剣に考えることに
つながっている。例えば「豊かな暮らし」って言うけど、この地球で人間が無限に増え続け、無限に
豊かになり続けることができると思う？
はい、と答える人は素晴らしいと思う。無限の可能性を信じているということだから。でもそれは
一方で、「人間は無限の欲望を持ち、それを叶えようとする動物である」ということを肯定する。
果たして、その無限の願いに「地球」は応えられるのか？
現実として「自分が無限に豊かになる」ための最も有効な方法論は「他者から略奪すること」だ。
現状は、人間の欲望が略奪、争いの原点である。これは、ほとんどの人間が認めたくないだろうが
れっきとした事実だ。自分が豊かになるためなら、他者を蹴落とす。それが今の「人間のレベル」だ。
人間が地球を食いつぶすのが先か、地球が人間に見切りをつけるのが先か、人間が自滅するのが
先か、人間が「気づく」のが先か。自分が生きている間に答えが見られるかはわからないけど、今度の
選挙にも「答えの一欠けら」は透けて見えるはず。楽しみに待ちたい。
（余談）ここに１０人いて、合計の年収は４０００万円だとします。
Ａパターン：１０人ともに年収４００万円で等しい
Ｂパターン：１人は年収２０００万円、残りの９人は２２２万円
では問題。
１．どちらが内需拡大になるでしょうか？
２．どちらが治安がよくなるでしょうか？
３．どちらが教育水準向上になるでしょうか？
…簡単に分かるよね。これが、２１世紀の日本かもしれないね。
