怪我人が多いと聞き、少々不安が…なのだが、あえてそれは考えずに書いてみる。
今年を考えるに、まず前提とすべきなのが「昇格争いに最後まで絡む！」だ。それは、今年の
大補強＋試合数減からすると、フロントが相当本気で昇格を狙っているからである。（金銭的に無理を
してないか？心配なのだが。試合数減で入場料収入が落ち込むかもしれないのに…）
そのために一番必要なのは？そう、スタートダッシュである。今年のＪ２は３６試合。これは、昇格
した０６年と比べても大幅に少なくなっている。つまり、１試合の重みが増すわけで特に、序盤戦の
デキが昇格レースの結果に大きく影響するのだ。（終盤戦は脱落チーム相手から勝ちやすいが、序盤戦は
どのチームもやる気満々で勝ちにくいからね）
それを踏まえて開幕からの２戦を見ると…初参戦の北九州、前年最下位の岡山が相手。ずばり、この
２戦で２勝したい、いや、せねばならない。「早すぎるんじゃない？」と言われそうだけど、ここを
落とすようだと、後々大きく響いてきそうな予感がするのだ。
今年のチームはスタメンが多く入れ替わりそうで、最初の２試合を落とすようだとチーム自体の士気に
大きく影響すると予想される。逆に連勝すれば、連携の不安を勢いである程度補うことができよう。
数少ない「昨年の順位で上回っている相手」からは２勝を何としても取りたい。
ここで勝ち点６を奪うとして、最初の５試合の勝ち点を１０まで伸ばしたい。３勝１分け１敗が
目標だ。これが達成できれば、昇格の目が出てくるのでは？と考えているし、周囲の目も変わってくる
はず。当然、選手達の意識もだ。それこそが、今年の横浜ＦＣに欲しいものでもある。
本来、メンバーの大幅入れ替え後なので「序盤戦はある程度、結果がついてこなくても…」というのが
一般的なものの見方だろう。でも、今年はそれだと「間に合わない！」恐れがある。最初の１０試合で
トップグループに食いつけていなければ、今年は昇格の可能性は無いのでは？と思うから。
そのためにも、無理を承知で言う。「スタートを決めろ！」と。幸い、大黒がキャンプを順調に
過ごしているようなので、是非無事に開幕を迎えて欲しい。今年に限っては、序盤戦は個人能力頼みでも
いい。とにかく最初の５試合は結果を最重要視したい。そうすれば道は開けるはずだ。
（余談）
０６年は「センターライン＝菅野、軍曹（小村）、山口、城」がシッカリしていたのが昇格への大きな
源だった。そしてそれは、０５年から作ってきた「軸」だ。今年、同じような軸をすぐに完成できるの
だろうか…ＧＫ大久保はいいとして、残りのポジションをどうするか、どうなるか。そこに注目したい。
