横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

天ハ我ニ味方セリ

 北九州戦は2-0で勝利。ホーム開幕戦を白星で飾ったのは何より。悪天候の中、4500人の
観客が来たが、彼らの期待に応える結果を出したことには、感謝したい。しかし寒かった…

 試合内容としては、想定した範囲内だったと思う。やはりピッチが滑るのでパスが通りにくいし、
ドリブルも球が流れてしまって、相手DFにカットされる場面が目立った。それでも個のレベルは相手を
上回っていたので、主導権は横浜に。でも、なかなか得点チャンスがない。そこに…

 前回に書いた「悪天候が味方する」プレーが訪れた。パスが相手DF正面に行くも、DFが芝に足を
取られてまさかの転倒。フリーで受けた高地が落ち着いたシュートを決めて先制。これぞ天の加護か?
緊張をほぐす意味でも、最高の時間帯に点を取れたことは大きかった。

 追加点は、相手選手がPA内で倒れていて北九州の選手がやや戸惑ったか?クリヤが浅く、そこを
サーレスが拾って展開、大黒のシュートがポストに当たって跳ね返ったが、高地が詰めて本日2得点。
これまたラッキーな要素があったが、シッカリ決めるのは昨年より進歩しているところだ。

 守備はCBが堅かった。ハイボールはことごとく競り勝ち、ドリブルでの侵入も許さない。非常に
良いデキだったと思う。相手に決定機はほとんど与えずに試合終了。勝ち点3を得ることに成功した。
前半に2点取れたのが望外の出来事で、試合運びが楽になったのだろうと推測する。

 開幕は「個の力」でよい、と書いた。今日の内容を見る限りは、個の力は昨シーズンを大きく上回って
いる。滑るピッチの割にはつまらないミスが少なく、思ったよりパスも回せていた。これから連携に
磨きがかかれば、大きな上積みが見込めそうで期待が膨らむ。

 今日の試合を見る限りでは、「昨年との差が歴然…」で、逆に少々凹んでしまう。特にボランチの差は
顕著で、シルビーニョとトモキチのコンビはその技巧に感嘆する。あの安定感は、昨年ついに実現する
ことがなかったもので、中盤の底から前が全て攻撃に寄与するプレースタイルは、見ていて楽しい。

 試合後に、声をかけていただいた方から「昨年とは質が違う」と言われた。確かに、つまらないミスが
大幅に減ったし、ちょっとした部分(トラップ、キック精度、ファーストディフェンスの速さ等)に
質の差は出ていた。個人的には、ボールを失った後の対処に最も差を感じたが。

 とにかく、結果を出したことが嬉しい。その意味で100点をつけていい試合だろう。これで勢いが
つけば最高だ。そのためにも、次節岡山戦は重要だ。ここで連勝できれば、選手達にとって大きな
自信になるはず。自分は生観戦はできないけれど、今度はいいピッチでどれだけのプレーを見せて
くれるか、楽しみで一杯だ。