横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

2010クラシック戦線・考

 遅くなりましたが、今年初の競馬関連記事を。トライアルが開幕したのに合わせて、今年一番
楽しみなテーマを。

 今年のクラシックといえば、外国馬、いわゆるカク外(以下、「外」と記述)への開放が話題だ。
今日時点で、「外」が実際に3歳戦に出走した事例は無いけれど、確実にこの開放は今年のクラシックに
多大な影響を与える。では、どう捉えればよいのだろう。

 「外」を、「」の部分と、”外”の部分とに分けて考えればよいのではないか。そうすれば、我々は
既に経験があることに気づく。「」については、1995年に「地」への開放=指定制度が導入されて
いる。”外”については、外国産馬、いわゆる(外)への開放が2004年に完了しているのだ。

 こうして分類すれば、「地」開放年⇔「外」開放年、(外)開放年⇔「外」開放年の、
「共有部分と反転部分」が重要であることが想定できよう。簡単な算数で書けば、

 「外」=「地」-地+外  となる。こういった考えで、それぞれの要素を見ればよいのではないか。

 例えば、2歳重賞との関係。1994年の2歳重賞は当然、指定制度は無い。95年の3歳戦は、その
2歳戦を引き受けて施行することが宿命だった。では、今年は?同じ状況であることに気づくはず。
ならば、「」に関しては1995年を参考にしてよいのでは、となるはずだ。

 ならば、(外)開放年では全くの逆であることにも気づくはず。2歳重賞はとっくの昔から(外)が
出走可能な(混合)戦だったのだから。すると”外”に関しては「」とは異なるアプローチが有効
なのでは、となる。

 1995年から引き継ぐ部分、2001~2004年から引き継ぐ部分。これを見極めることこそ、
今年のクラシックでとても有効な検証作業となるのではないだろうか。例えば、今日の弥生賞なら…

       1995年      2010年
  「地」   1頭          不在      
  「外」  出走不可能        不在
  (地)   不在          1頭
  (外)   1頭          2頭

 「地」→(地)、「外」→(外)といった観点を加えれば、今年の弥生賞は興味深くはないか。何せ
95年は(外)存在枠が1着し、「地」馬が3着だったし。ちなみに95年「地」ハシノタイユウは
「中央で1戦、新馬戦を走り、地方へ転入」した馬。今日の(地)ビッグバンは、「地方馬として
中央で1戦走り、中央転入後、(地)として中央で1戦」した馬。どうですか、この対照。

 更に書けば、95年には朝日杯馬フジキセキが出走。今日は朝日杯2着馬が(外)馬として出走。
朝日杯馬の代わりに?ラNIKKEI2歳S馬が出走。このあたりの対照も面白い、というか今年の
弥生賞で、主催者が見せたいものなのでは、と思うのですが。

 これらを踏まえて、今日は ↓、の3頭が何着になるか、に注目してみたい。既に終了した
チューリップ賞を振り返るのも参考になりそうですね。