横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

残り20分の壁

 東京ヴェルディ戦は1-1の引き分け。試合自体は面白いものだった。経営の苦しいヴェルディさんに、
少しでもリピーターが増える手助けになっていればいいが。まあ、ウチも他所の心配をする余裕はないのだが。
 
 連敗中の悪癖だった「後半、極端に失速する」が改善されたかは、鳥栖戦からは判断できなかったが、この
試合を見る限りは徐々に良い方向に向かいそう。ただし、それはホベルトに拠るところが大きく、まだまだ11人
全員が良くなっているわけではない。この日も、ナンちゃんが入ってすぐに、無理目のシュートを放つまでは
いつもの「後半シュートが無く、勢いがなくなっていく」横浜だったから。
 
 しかし、それでも後半の最後にはシュートラッシュを見せることが出来た。あれは今までに無かったもの。
最後の20分は、ホベルトの独壇場という感じで、彼が攻守の推進力になっていたのは間違いない。少々、
ホベルト依存症になりかかっている気がして不安もあるが、まずはそれでもいいからペースを握り返す経験を
体と頭に叩き込んで欲しい。
 
 勝敗という点では、大黒のシュートが1本でも決まっていれば…で、勝ち点3を取れた試合だった。けれど
それが取りきれないのが現状で、チャンスがあったナンちゃんは、もうその力みっぷりというか、得点への焦りが
痛々しくて…大黒とコンビを組めば、マークは緩くなりチャンスは増える。彼に今必要なのは、戦況を冷静に
見ることだけだと思う。早くゴールをきめてくれ。
 
 話は変わって日本代表だが、オランダ戦をなぞるような結果だった。やっぱり最後の20分が持たない。
オウンゴールで2失点したけど、それはたまたまで、あれだけ両サイドから崩されるようでは、本大会では
必ず決められてしまう。もう少し90分を通した戦い方を、監督のベンチワークで補うべきではないか。
 
 横浜FCも同じ戦い方を志向しているから、抱える悩みも代表と同じ。横浜は、ホベルトという存在で、その
対策を打ちつつあるが、代表にはスーパーボランチはいない。70分までの戦いっぷりは悪くない。問題は
そこからで、どうやって「プレスが息切れして一方的に押し込まれる」現象を改善するか、岡ちゃんの対策に
注目だ。
 
 (例えば、前半は日本にボールを持たせてくれるのならば、意識的に遅攻を増やしてスタミナを温存するのも
ひとつの手では。オシムさんが何故、ポゼッションを志向したかその理由を考えると…)