横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

その先へ

 日本代表は、パラグアイ代表に0-0で引き分け。PK戦で敗れベスト8進出は成らなかった。我々を十分に
楽しませてくれた日本の冒険は終わった。チームの皆さんには、お疲れ様、と言いたい。
 
 試合内容は日本のゲームプランに沿ったものだったと思う。しかし、やはりというか得点力に乏しいため、
120分でゴールを奪うことはできなかった。PK戦はどっちに転んでも仕方が無く、誰を責めるつもりも無い。
ただ気になるのは、シュート力がありそうなFW、MFがキッカーに選ばれなかったことだ。中村憲、玉田、岡崎は
何故蹴らなかったのだろう?SBよりはシュートがうまいと思うのだが…
 
 大会を通じて、日本は良く戦った。組織的な守備が機能し、4試合2失点で大会を終えたことは誇っていい。
今後の代表にとっての、良いモデルになるだろう。反面、攻撃は戦前の予想通り、課題がとても多いことを
改めて浮き彫りにした。特にFW陣の戦力は、32チーム中でもかなり下のほうで、正直見劣りしていた。次の
4年間で素晴らしい選手が出現するかどうかは、重要な問題だ。
 
 決勝Tを勝ち上がりたいのならば、攻撃力アップは不可欠で、PK戦にもつれこむようでは「後は運次第」状態
になってしまう。それは「勝利への方程式」ではない。2014W杯までに、どうやって攻撃力を高めるか。それを
次の代表監督には求めたいところだ。その手法は色々あろうが、まずは新監督の考え方に注目したい。
 
 最後に。五輪もそうなのだがW杯も「この時しかサッカー見ないっす」な人が、少しでもJリーグをはじめとする
日本のサッカーを「普段から」見て欲しい。そして、できればお金も落としていって欲しい(笑)中には、J1の
チーム数を減らして、試合のレベルアップをしたら?なんて馬鹿な意見を言う輩もいるようだが、それは
大間違い。そんなことをしたら、皆、プロサッカー選手を目指さなくなるだろうが(怒)
 
 ピラミッドの頂点を高くするためには、底辺をできるだけ広くするしかない。つまり、サッカーに関心のある
人を増やし、最終的にプロになれる選手の人数を増やしていくしかない。これしか日本代表を強くする方法は
ないのだ。今回のベスト16入りを契機に、サッカー界の底辺が更に広がっていくことを期待したい。
そして、自分が生きているうちに日本代表がW杯で優勝してくれないかなあ、と。