柏戦は２－２で引き分け。１３勝３分けのチーム相手に負けなかったのだから、悪くない結果だ。特に、２度の
ビハインドを追いついた「粘り」は、中断前にはなかったもの。後半にバテる悪癖も改善されているようで、
キャンプの成果はあったのだ、と感じる。
柏は、さして良いデキだったとは思えない。が、したたかな戦い方はさすがだった。最初の失点はスローインの
判定（高地が自信を持って見送ったのに相手ボール。多分、副審のミスでは？）で一瞬、集中が切れたところを
素早く攻め込まれた。２失点目は後半の立ち上がり２分、風下にたった横浜がまだ試合にうまく対応できて
いない隙を突かれた。
が、この日の横浜は粘る。今までなら失点した途端、ショボーンとしてしまうのだが、むしろガンガン前に出た。
初出場、初得点を飾った左ＳＢの阿部がゴール前に顔を出していたのが象徴的だ。その後も、ナンちゃんが
２度の決定機を得るが、スゲのファインセーブで得点ならず。スゲでなければ１点は取れていたと思うが…
最後はパワープレイに出る横浜。今までうまくいった例がなかったのだが、エデルの個人技が救ってくれた。
決めた戸川も見事だが、エデルのようなジョーカーを持っていることは、今後も横浜の強みになりそうだ。
というか、もっとエデルを使ってくださいよ岸野さん（笑）
まあ、昇格ということを考えれば勝ち点１では足らないことは事実。でも、試合内容は良くなってきている。
まだ遅くはないのかもしれない。ここからどこまで勝ち点を積み上げていけるか、アウェーの札幌戦、栃木戦で
連勝して初めて、そういったことを考える資格を得ることができるだろう。
しかし、８０００人の観客にとっては面白い試合だっただろうなあ。また三ツ沢に来てくれるかな。
