横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

こぼれ落ちた金星

 天皇杯・川崎戦は延長戦の末、1-2で敗戦。勝てる試合を落としたなあ、というのが率直な思いだ。
 
 川崎研究の記事で書いた「横浜が勝てるとすれば…」の展開になった。序盤の劣勢な時間を、相手のミスにも
助けられながら凌いだ。落ち着いてからは豊富な運動量で押し返し、徐々に横浜ペースに。カウンターで
何度か絶好機を作った。(カイオかナンちゃんが決めていれば、だが川崎もミスしてたので、おあいこかな)
 
 そして後半に投入した、川崎から借りているクッキーが先制点を取る。普通なら、これで勝てるとしたものだ。
なのに、たったひとつの「迷い」が横浜から集中力を削ぎ、川崎の同点弾への遠因となった…その迷いとは
そう、3枚目の選手交代である。
 
 逃げ切りを狙うためには当然の交代策だったが、ホベルトが痛んだことでベンチが迷ってしまった。当初は
野崎を引っ込める予定が、ホベを替えることに変更。ところが投入が間に合わず結局10人で守るハメに。
CKを押し込まれて、横浜の「勝利への完璧なシナリオ」は崩れ去ってしまった…残り5分の辛抱ができずに。
 
 延長になると、体力的優位は消える。横浜のほうが多く走っていたからだ。こうなると、後は技術の差が
出てしまう。川崎の決勝点は、相手のシュート精度を褒めるしかないわけで…最後にナベの幻のゴールが
あったことは「やられっ放しだった頃の横浜とは違う」と意地を見せ、嬉しかった。が、追いつけず試合終了。
 
 口には出さないが、監督を始めベンチのスタッフは、交代については悔やんでいると想像する。すんなりと
選手が代わっていれば、いい流れを壊さず、選手の集中力も維持できたはずだ、と。選手達が未熟と言えば
そうなのかもしれないけど、88分の激闘で疲れている選手達を責めるのは酷な気もする。難しいところだ。
 
 ジャイアントキリングを逃したけれど、選手には自信となる内容だった。いい経験をまたひとつ積んだわけで
重要なのは、こういった経験値を「来期に持ち越す」ことだ。今年の戦力をできるだけ維持すること。それが、
10、11、12月におけるクラブのミッションだろう。来年、スタートダッシュを決めるために。
 
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