最終戦の岐阜戦は３－２の逆転勝利。４位に浮上してシーズンを終えた。まずは、今期の総括として、
「２００６年に次ぐ順位で終えた」ことに対して最大限の感謝と評価を。スタートで大！出遅れをしながら、ここまで
順位を上げたことは驚異的。こんなに楽しかったシーズンもそうはあるまい。そして、今年はまさに、
「まだだ、まだ終わらんよ！」（ｂｙシャア・アズナブル）の世界である（笑）ＰＯが楽しみでもうチケを買ったよ。
一応、試合のほうを簡単に回顧すると、前半はプレッシャーで動きが硬かった。攻撃陣が岐阜の守備に手を
焼き、パスを後ろで回すばかり。しかも悪い時の癖で中央突破に固執した単調な攻めに終始。三ツ沢の空気が
悪くなった瞬間に失点したのも・・・しかし、その悪い空気を打ち破ったのは「空気を読まない」男のプレーだった。
他の選手がパスでの崩しに固執する中、ドリブルで強引に突破した阿部ちゃんが、カイオに好クロス。見事に
競り勝ったカイオのヘッドで同点に。そう、岐阜の守備はサイドから崩すしかなかったのだ。前半のうちに
同点にできたことが、この日の勝利につながったわけで、その意味でもＭＶＰは阿部ちゃんだろう。
後半はイケイケになり、森本のヘッドで逆転。その後、守備が緩んで（次のゲームでは修正してくれ）同点に
されるも、途中投入した田原が今度は活躍。阿部ちゃんのクロスに飛び込み、こぼれたところを永井がヘッド
で決勝ゴール。（全てヘッドで３得点も珍しいな・・・）粘る岐阜を振り切った。しかし、岐阜は強いなあ。上位陣に
負けていない理由が分かった。
三ツ沢でＰＯが開催できるようになった。それだけでも、この勝利は勝ち点３以上の価値がある。相手が
苦手・ジェフ千葉なのが不気味だが、三ツ沢ではそんなに悪い対戦成績ではない。引き分けでも決勝進出
なのだし、必要以上に恐れることは無い。むしろ、アウェイで弱い千葉のほうが嫌がっているかも。
４位とは、以前から「けさ位」と呼ばれ、勝負弱さの代名詞だったが今年は違う。「昨年までならダメだった筆頭」
位置なのに生き残れている。最もＰＯの恩恵を受ける順位、といっても過言ではない。５、６位のようにタナボタな
順位でもなく、「昨年なら昇格」という貧乏くじの３位でもない。自信を持って、ＰＯに挑めるのだから嬉しい。
これから「２試合」、最高にヒートアップする試合が待っている。こんなに楽しいことはない。
