お約束の?記事を少々。まずは、この競走の立ち位置を確認してみます。
夏季・GⅡ・定量・2000m・1着賞金6500万円。これが基本スペックかな。ここから何を読み取るか、ですが
①1着賞金は、阪神Cと並んでGⅡ最高額
③夏季競馬「唯一の」GⅡ
④サマーシリーズに組み込まれている
⑤今年は函館代替開催
まあ、まずはこんな感じかと。で、検証しておきたいのがこの競走の機能です。それを知るための重要な
要素は①と②でしょう。阪神Cとのペア性が、教えてくれることは多いです。まあ簡単に書けば、
(1)1着賞金6000万円のGⅡとは機能が異なる・・・「地」ステップ競走ではないことからも解ります。
つまり、単なるGⅠのステップ競走ではなく、それ以上の賞金額なのですからもっと重要な使命があるのだ、
とも解釈出来ます。
(2)競走施行後に、GⅠ(同じ距離体系の)がない・・・(1)と共通してますが、重要です。札幌記念後なら
(3)直前に行われるGⅠとの関係性・・・
ではなく、○○歴になってますかね。(3歳馬と4歳馬以上とで、斤量が異なるのは何故か?ですよね)
で、今年は3歳馬ロゴタイプが出走予定。1番人気になりそうです。唯一の3歳馬として、勿論カギになるの
ですが、むしろ・・・
函館代替こそが忘れてはならない要素です。もう3回の開催を終えています。これを無視できるはずもなし。
ですから今年は、函館で賞金加算した馬が多く出走してきます。その代表格たるトウケイヘイローが恐らく
2番人気になるのも、偶然ではないでしょう。今年に限っていえば、函館開催競馬の「頂点戦」なのが、
今回の最後に、何故ロゴタイプ出走?ですが、騎手が村田なのもヒントでしょう。そう、村田が騎乗したのは
2歳時の4戦。函館と札幌のみなのです。つまりこの4戦にヒントがあると仮説が立てられます。定量戦なのも
その論拠でしょうか。「函館」と「札幌」両2歳Sを4着に負けた馬が、「函館開催の札幌」記念で1番人気と
なります。主催者の仕込には脱帽です。そして彼が「皐月賞覇者」であり「朝日杯覇者」であることにも。
用意されるのか?楽しみです。
次回は予想を。遅くとも当日の12時までには。