横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

2013横浜プレイバック(4)

 今年の競馬も終わり、サッカーに帰ってきました(笑)ということで、最終回は第31節から42節です。
 
 (4)第四クール(7勝4分け2敗)~来期への希望~
 長崎戦の惨敗から中3日。ホームG大阪戦は、正直厳しい…と思ったが横浜は立ち直る。野崎が先制し、
1万2千人余りの観客を乗せることに成功。逆転を許すも、最後に田原のヘッドで意地の同点劇。今期ホームで
一番の盛り上がりを見せた。何故、こうも短期間で変わるのか。精神面の理由だからなのだろう。
 
 再び上昇気流に乗った横浜は、32節ホーム群馬戦を快勝すると、苦手アウェイの福岡戦でも5得点の大勝。
更に34節アウェイ愛媛戦も粘り強く戦い勝利。プレーオフへ諦めない姿勢を見せる。ところが…ここで、横浜
特有の事情が進撃にブレーキをかけた。そう、ホーム三ツ沢を離れる例年のロードだ。
 
 36節山形戦は西が丘開催。1-0でリードするも、アディショナルタイムに追いつかれ引き分け。苦しくなった
横浜だが、37節アウェイ徳島戦をシュート3本ながら勝利。最後まで食らいつく。ところがここで、今年特有の
事情が足を引っ張る。そう、35節岐阜戦は予定日に消化できず、中2日でここに回ってきてしまった。
 
 残留のために、前節から岐阜へ帰らず、横浜へ直行した相手の執念を弾き返せず引き分け。この時点で
プレーオフはほぼ絶望となってしまった。続く中3日のホーム千葉戦は、苦手相手に粘ったものの、終盤に
足が止まって敗戦。ここで昇格争いの戦いは終わった。選手には酷な条件だったと思う。
 
 39節ホーム松本戦では、目標を失った我とPO進出がかかった彼の差は大きく惨敗。三ツ沢3連戦を
勝ちなしで終えてしまった。この試合後、チームは「来期への準備」にシフトしていく。それが40節富山戦。
GKに渋谷をデビューさせ、小野瀬を先発起用。これが当たって勝利。新しい風が吹き始めた。
 
 41節アウェイ熊本戦では小野瀬が終了間際に劇的なゴール!で勝利。最終節水戸戦では、今までの
モヤモヤ感を吹っ切るような快勝。ラスト3節は、新しい、2014横浜の息吹を感じる良い試合だった。
今年で別れとなる選手達を思うと、毎年切なくなるが、皆、新天地での活躍を祈っている。
 
 最近届いたクラメンレターを読んだ。監督にとっては「初めて」チーム作りから着手した今年。成長過程で
あるという認識が強かったことが伺えた。しかし、クラブとしては当然、本気で昇格を狙った年。この認識の
差は、残念だが埋まらなかったか。監督のキャリアを考えれば、やむをえない面もあり、複雑な心境だ。
 
 ただ、レターを読んだ感想としてはフロントの認識の甘さも目に付いた。「身の丈経営」と連呼していたが、
だったら限りある原資を最大効率で使わねば。カイオの一件は明らかに方針に反している。
 
 また、「9月以降良かった」とご丁寧に表まで作成して成果を強調していたが、9月以降は昇格・降格の無い
チームにとっては「消化試合」。結果をそのまま解釈してはいけない。こういう世論誘導は嫌いだ。
 
 とにもかくにも今期は終了。内容を総括し、反省すべき点は改善して来期に向けてスタートだ。