横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、連敗は避けたい

処方箋はあるのか

 今年はとにかく点が取れない横浜。シーズン当初は、それでも守備のほうが堅くて何とかなったが、徐々に
守備陣が耐えられなくなってきた。CBのドウグラス、野上がイラつく場面を見るたびに、攻撃の拙さが、守備を
蝕んでいく様を実感する。
 
 話変わり。今、Jで一番いい攻撃をしているのは、個人的には川崎だと思っている。指揮官の言葉をネットで
見つけたので、ちょっと紹介。(Number Webより)
 
「ここで大事なのは、ゴールを取るための『正解』を持っているかということ。
ゴール前の正解を作らないまま、守備からチーム作りを進めると、結局ゴール前で行き詰まることになる。
自分たちの場合、ゴール前の正解から逆算して作っているので、何をすればいいかがはっきりしている。
よくゴール前はリスクを冒す場所と言いますが、フロンターレの場合は違います。
ゴール前になるほど、緻密に、正確にサッカーをしなければならない」
 
 12試合で24得点(J1)のチームは、どうやら考え方が異なるようだ。今年の横浜FCには、ここでいう
「ゴール前の正解」がイメージできていない、と感じる。ゴール前で行き詰っている現状を見ている人なら、
大なり小なり、同じ感想を持っているのでは。
 
 13試合でわずか10得点の横浜。この中に正解があるのだとすれば・・・全て振り返ってみると、
 
 栃木戦:右サイド深くから小池が早めのクロス。ゴール前で混戦になり、拾った飯尾がシュート
 富山戦:高さのあるCB2人が、セットプレーからヘディングシュート(2得点)
 山形戦:小野瀬がPA内でドリブルを仕掛け、PK獲得→本人が決める
      黒津がドウグラスからのフィードを受けカウンター。DF2人を振り切ってシュート
 磐田戦:右SB市村がサイド深く侵入、粘ってクロス。ゴール前で混戦となり、最後は黒津がシュート
            PA内で裏に抜け出したホナウドが倒されPK獲得→本人が決める
 湘南戦:左サイドを抜けた永田がグラウンダーのクロス。逆サイドから詰めた小池がシュート
 讃岐戦:右サイドから寺田がフワリとしたクロス。逆サイドからPA内へ侵入した野村がシュート
 北Q戦:セットプレーからファーサイド野上が胸でトラップ、シュート
 
 こうして見ると、ゴールシーンは各選手の長所が出ている。逆に言えば、今年は長所を活かした場面
=チャンスが少ない。だからシュートにいけていない。ゴール前で、各々が自分の得意なプレーをできる
ようなカタチをつくる。それこそが、「正解」では。