久しぶりに三ツ沢で行われた天皇杯初戦（２回戦）・対富山は０－１で敗戦。リーグ戦と同じ、いわゆる
「ベストメンバー」で臨み、Ｊ２最下位チームに無得点で敗退。この意味は、単なる１敗以上に大きい。
前半２０分までは、いい内容。でもそこまで。前半２２分に失点すると、尻すぼみに。後半、小野瀬を下げて
野崎を投入、更に寺田、野村と「地上戦向き」の選手を入れて攻め立てるも、富山の守備網を破ることは
叶わず。シュートを打っても、ＧＫ正面か枠外と、富山を焦らせる雰囲気もなく終わってしまった。
リーグ戦も半分終わっているが、そもそも今年のチームは、中央で崩してゴール、という場面を作れた
ことがない。得点の型は「サイドからのクロスをヘッドまたは足で押し込む」「セットプレーから押し込む」の
２通りに限定される。ミドルシュートもないし、ましてや中央でパス交換→エリア内に侵入してゴール、なんて
バルサのような華麗なシーンは皆無。要するに地上戦では点が取れていないのだ。
正直、このままだと降格圏もあると思う。なまじっか、そこそこにやれてしまっているから危機感が薄い。
試合数より得点が少ないという事実を、もっと重く受け止めて欲しい。そろそろ現実路線に転換しないと、
来期の観客、スポンサーにも影響してくることが懸念される。
自分はポゼッション志向自体は嫌いじゃない。むしろ好きなほうだが（笑）、さすがに降格圏は勘弁。
そして、若手をもっと起用して欲しい。来期も見据えて。ウチほど若い選手をうまく使えていないチームは、
Ｊ２では他にないと思う・・・
