横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

今年も外弁慶

 ホーム三ツ沢での徳島戦は1-1で引き分け。これでホームは5戦して未勝利。昨年の悪夢(前半戦で1勝)が
頭をよぎる。興行的に見ても非常にマズいと思うのだが・・・

 試合の方は分かりやすく徳島ペース。中盤の攻防でハッキリ後手を踏み、特に前半はやられ放題。相手に
もう少し決定力があれば、前半で終わっていても不思議ないくらいだった。昨年までの「悪い時の横浜」で、
とにかく攻撃が単調。ボールを回すが、相手のエリア内には侵入出来ず、ほとんど中盤で止められていた。

 高い位置でボールを奪われるから、相手の攻撃も防ぎにくい。後半、風上に立って改善されるかと思いきや、
やはり徳島ペース。しかし、この流れを変えてくれたのはケンスケだった。中盤の底からロングパスを左右に
送りチャンスを多く演出。小野瀬の同点ゴールも、起点はケンスケのサイドチェンジ。出色のデキといっていい。

 結局、勝ち越し点は奪えずに試合終了。ゴール裏からはホームで勝てない不満が出ていたが、これはまあ、
当然だと思う。アウェイで勝っても客は増えない。この日は6600人入ったのだから、いいところを見せなきゃ。
こういう部分も含めて、クラブの成長が待たれるところ。

 今年のチームは分かりやすくて、9戦して無得点試合は1つ(C大阪)だけ。無失点試合は2つ(群馬、熊本)。
そう、攻撃型なのである。12得点は長崎、大宮と同じで悪くない。問題は12失点のほうで、1位~7位は全て
一桁失点なのだから、上位に行くには守備の改善が必要だ、となる。

 ただ、この問題は開幕前から分かっていた(ブログにも書いていた)。ドウグラス、松下祐の移籍、ヨンハの
長期離脱で守備力の低下が目に見えていたからだ。とすれば、逆の考えで、多少の失点に目をつぶってでも、
得点を増やすしかないのかもしれない。打ち合いは本来、横浜のスタイルではないと思うが・・・

 そうするなら。ケンスケと中里でボランチを構成し、寺田を一列上げてはどうか。カズの怪我の具合にも
よるが、今のケンスケをサブにするのは勿体無いと思う。野上も不在の今、勝ち点3をどうやって取るか、
監督の手腕の見せ所だろう。次の試合も楽しみだ。