２０１５札幌記念・考

　お約束の記事を少々。２年前にも記事を書いていますが、概論的だったので今回は少し掘り下げて。

　「ＧⅡ定量」という看板に目が行くのは自然かと思います。阪神Ｃと２競走しかないカテゴリーです。

阪神Ｃを調べるのも、ひとつの手法かもしれませんが、もう少し観点を大きくしてみると、古馬戦においては、

「定量戦はＧⅠ、ＧⅡ、条件戦しかない」ということになります。オープンクラスでは、ＧⅠとＧⅡです。

　そこで、ＧⅠ、ＧⅡ定量戦を施行順に並べると、以下の順になっています。

　阪神ＧⅠ２２００ｍ宝塚記念→札幌ＧⅡ２０００ｍ札幌記念

　京都ＧⅠ１６００ｍマイルＣＳ→阪神ＧⅡ１４００ｍ阪神カップ

　阪神カップの前には、ＧⅠジャパンＣ、チャンピオンズカップがありますが、両競走の性質を考えれば、

上記の関係性が妥当と考えられます。そういえば、札幌記念の１着賞金増額を取り上げる方もいますが、

これは「宝塚記念が１着賞金を増額した」という事実を見れば、上記の関係から納得できるのでは。

　ここまで見れば、今年の１人気トーホウジャッカルと２人気ラキシスが「宝塚記念敗退馬」であり、かつ、

宝塚で同枠に入っていた理由も、何となく感じ取れると思います。では、具体的にどうなのだ？となるのですが、

ここで「ペア性」に着目してみます。ＧⅡ定量戦が２競走しかないことが利用され、相互への影響を考えます。

　単純に見れば、上記の関係性では、「阪神競馬場が絡む」、「距離を２００ｍ短縮している」、「ＧⅠ→ＧⅡ」と

いう共有項目があります。特に、相互利用の観点から、今年は「京都と阪神」に注目してみれば、１、２人気の

馬達が両競馬場で残した履歴には、大きな意味があると考えられます。

　今年は、ラキシスを連対（１着）候補に挙げます。トーホウジャッカルも悪くないのですが、ラキシスのほうを

上に取ります。相手は、全く別の理由（ヤマカツエースと⑩、⑫、⑭の関係性から）でディサイファを。

買い方は考え中ですが、この２頭を外した馬券は買わないつもりです。

　ハッキリと書き切れない、もどかしさはあるのですが、普通のブログなのでこれ以上は難しいかなと。

もったいぶって、と思われそうですが、不特定多数の人の目に触れる可能性がある以上、やむを得ないかな。