横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

背中を押す

 三ツ沢での愛媛戦は2-1で勝利。今季初の逆転勝ちで、この試合を見に来た方(愛媛サポ除く)には、
楽しめたと思う。ホーム連勝で、サポは皆、気分上々で帰宅したのでは。

 内容的には、愛媛ペースだった。前半、西田ゴーに3度の決定機があったが何故か?全て決まらず。
特にGK南と1対1になった場面は(野上のバックパスミスは猛省して欲しい)、さすがに諦めたのだが(笑)
結果的に、前半無失点で終えられたのがよかったのかな。

 後半、先に失点したが、これはセットプレーのもの。相手のヘッドもうまかったので、やむなしの部分もある。
ただ、ここで下を向かなかった選手、テンションが落ちなかった三ツ沢の空気が、1分後の同点を産んだ。
ピッチ内の空気を一変させたのは、失点直後に入ったエーコ。縦に早い攻撃を繰り出す原動力になった。

 得点した永田が気をよくしたか、最終ラインから良いフィードを送り、黒津が競ったこぼれを小池が拾う。
完全にDFラインを抜け出し、前に出たGKの頭を越すループで勝ち越し弾。失点からわずか6分間での逆転劇。
三ツ沢の空気は最高潮。そして、この後の20数分が、最も感心したところ。

 観客の勝たせたい気持ちが、大きな声援となって響き渡る。良いプレーに拍手、掛け声が飛ぶ。ゴール裏も
いつもと違った選曲で応援の歌を繰り出し、観客もそれに応える。そのためか、選手たちも最後まで緊張感を
維持し、愛媛に決定機を作らせなかった。この日は本当に、観客が選手の後押しをしていたと感じた次第。

 まあ、それだけ観客もホームでの勝利に飢えていた(笑)のだけど、やはりいい試合をすれば、観客も
呼応するものなのだと思う。ちょうど、最近見たTVでの、さいとう・たかを氏(ゴルゴ13の作者で有名)の
言葉を最後に。

 「お客様から先にお金をいただいて、作品を見てもらっている。それでお客様を満足させられないようでは、
 その業界は発展しない」。

 本当に、その通りだと思う。「お代は見てのお帰り」という世界も昔はあった。今の方が観客は優しい(笑)
だからこそ、選手に限らずクラブの人間には最高のパフォーマンスが求められる。そして、時に「お代以上の」
感動を生み出す。そんな試合に出会えた人は、きっとリピーターになるだろう。