横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

【シーガルズ編】現実を直視する

 ニッパツ三ツ沢でのアンジュヴィオレ広島戦は、1-2で敗戦。降格圏同士の直接対決だっただけに、ここは
少なくとも引き分けで終えたかった。最下位までの勝ち点差が4に縮まり、残留という目標に対して、黄信号だ。

 強風の条件下、前半は風下となったためやや苦戦。しかしこれは想定内のことで、前半を無失点で終えれば
後半は得点できる。そんな展開だったのだが・・・前半43分にCKを直接決められてしまった。愛媛戦でも
決められていて、対策ができていなかったことを物語る。今後の大きな課題だ。

 後半は風上に立ち、攻めまくる。途中からCB田中投入で4バックとし、サイドからの攻撃を狙った監督采配が
的中。後半14分にMF加賀が右からのクロスにフリーで合わせて同点。その後も決定機を再三迎えるが、
シュートの精度を欠き決められない。前がかりになるチームに隙が出来たのか・・・後半37分に事件発生。

 相手FWがDFラインの裏に抜け、ロングシュート。何と、GKが中途半端なポジショニングで対応出来ず、
そのままゴールイン。広島にとって後半唯一のシュートで勝ち越しを許す。その後も攻めるが、結局得点できず
終了。手痛い敗戦となってしまった。単純に敗因を書くと、

 「CKで直接狙ってくるシュートに対応できていない」「決定力不足、特にFW藤掛のフリーでのシュートミス」
「攻めている時のリスク管理」の3つとなる。守備に関することは・・・サポが薄々気づいているけど、声に出して
あまり言わない事実を書く。ズバリ、GKの問題だ。この日の2失点はGKのプレーといってよく、改善は急務だ。
強いチームは皆、GKが良い。単純な事実だが、当たり前のことでもある。

 「個」の問題はこれくらいにして、12節終了時のチームの問題を書く。これまた単純で「守備力」だ。
リーグ戦12試合で、無失点試合が無い。1試合平均2失点!つまり3得点しなければ勝利出来ないわけで。
J2に詳しいサポならお分かりのように、この失点ペースは、降格レベルだ。改善は絶対条件だろう。

 そのために、具体的にどのような処方箋を持っているか。監督をはじめとするクラブの実力が問われる。
戦術の見直しも含めて、これから始まるカップ戦をうまく活用するべきだろう。9月のリーグ戦再開までに、
何をどこまでやれるか。ジックリと取り組んで欲しい。