選手、サポ、そして監督(涙ぐんでました)の顔を見るのは嬉しいものだ。今後への弾みになってほしい。
カップ戦から4バックに変更していて、この日初めて見たのだが、面白い布陣を組んでいた。
藤掛 山本
佐藤 岩木
加賀 宮下
樫原 田中 牟田 山名
昨年は右サイドだった藤掛と、どこでもできる山本がCF。2列目は納得だが、トップ下の加賀をボランチに。
SB起用だと思っていたが、隣に高さのある山名を置くことでバランスを取っているとみた。
で、この試合においてはCBコンビがうまく機能していた。高さと強さのある田中のカバーリングを牟田が
行うことで、裏のスペースをうまくケアできていた。牟田の長所である運動量と「読み」が活きていたと思う。
ボランチで培われた能力だろうが、特に試合全体を把握するチカラは素晴らしい。ポジショニングと判断力で
勝負するCBは、見ていて楽しかった。
試合の方は、藤掛の裏への飛び出しからGKとの1対1を冷静に制して先取点。更に、佐藤が強烈な
シュートを放つと、相手GKがファインセーブ。しかし、こぼれ球にシッカリ詰めていた藤掛が押し込む。
CKから1点を返されるも、佐藤が左サイドを突破し、左足で綺麗なシュートを決めて、試合を決定付けた。
非常に暑い中、最後まで走り切った選手たちには脱帽。怪我人が出るなど不安な面もあるが、体調を整え
夏場を乗り切って欲しい。選手が色々なポジションをこなすことは、後半戦の怪我人、出場停止などの対策にも
なるし、本人の成長にもつながる。この日で言えば、加賀が得意のドリブルを封印してパス中心のプレーを
していたが、トップ下に戻った時も、この経験は必ずプラスになると思う。
リーグ戦でどのシステムを採用するかは分からないが、6位の世田谷に勝てたのは自信になるはず。
次週の日体大戦は見に行けないが、勝って更に自信を深めてくれれば2部残留への大きな財産になるだろう。