横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

【トップチーム】2016シーズン総括・クラブ編

 選手のことは別途書きたいので、まずはクラブ全体を総括。

 今シーズン最大の驚きは、何といっても「ルス監督再登板」だった。体調不良に加え、成績不振で辞任した人。
それをもう一度起用するのは、前代未聞の博打。これを聞いて私の周辺では「ルス監督の間は見に来ない」と、
クラメンまで非更新にした人も。当然の反応で、暗雲を払拭するには勝つしかなかったのだが・・・

 見事に開幕3連敗。そして検査入院してしまった。クラブはコーサク代行を立て、やっと初勝利を挙げるも、
先行きに不安が一杯となった。監督復帰後しばらくは好調も、5月中旬から勝てなくなる。すると再びルス監督が
体調不良。今度は帰国してしまった。再びコーサクが代行するも、今度は勝てない。そして・・・

 またも昨年の再現、で中田監督が2度目の監督就任となった。最初は勝てなかったが、ターニングポイントは
第23節の熊本戦。寺田が負傷し長期離脱。ボランチがケンスケ+中里で固定されると、ここから爆発的に
勝ちだした。第26節から32節までに7勝。一気に順位を上げた。

 第33節からは息切れし、4試合勝ちなし。この時点でプレーオフ進出は絶望的になったが、最終的に8位で
終了。後半戦はよくやった、といえる成績を残した。その要因は先のボランチコンビと、誰もが納得のイバだ。
福田強化担当が、メンタル面で不調だったイバをサポートしたと聞くが、これはファインプレーで嬉しいことだ。

 クラブとして総括すると、まず、学習能力のあまりの低さを再認識した年だった。昨期のミスを繰り返し、
ポテンシャル的にはプレーオフ争いに入れる選手層がありながら、それを逃した。フロントの責任大、だ。
ミスは誰にでもあることだが、修正できるかが能力アップにつながる。その意味で全く成長が見られない。

 一方、幸運もあった。イバの獲得と福田強化担当就任だ。イバはシーズン前から狙っていたわけではなく、
「棚からぼた餅」。あれほどの活躍は、誰も想像しなかっただろう。そして、そのイバに本領発揮のキッカケを
与えた福田氏は、今期はこれだけで十分な活躍だ(笑)今度は、本業のほうで期待している。

 来期は中田監督がスタートから指揮をとる。元々が強化担当だから、チームにあった補強のリクエストを
出せるし、実際にその通りの補強活動もするだろう。どんなサッカーを構築するのか、楽しみで一杯だ。
まずはイバとケンスケを残留させられるか、が課題になるが、現時点では期待のほうが大きい。

 不安材料はフロントと予算。今期は客がかなり減ったはず。補強にどれだけお金を回せるか?イバを
引き止めるにも多額が必要となるだけに・・・即戦力の選手は、大卒中心になるかもしれない。まあ、お金が
無ければ無いなりに面白いサッカーはできるはず。イバがいなくなっても、工夫を見せて欲しい。