ニッパツ三ツ沢での千葉戦は、４－０で大勝。なんとこれで２位浮上。中田監督になってから、三ツ沢での
勝率が高い。嬉しい限りだ。
千葉は、スペインでの監督歴７年、フアン・エスナイデル氏の戦術が面白かった。ＤＦラインを極端に押し上げ、
前線からプレスをかける。攻撃時は、選手が大きく広がってサイドチェンジを効果的に使う。前半の横浜は、
これにうまく対応できず押し込まれる時間が長かった。幸い、最後の精度に欠けていたので無失点で凌ぐ。
後半、修正を施したようで互角に戦えるようになると、カウンターからイバが得意の左足でカーブをかける
コントロールショット。見事にサイドネットに突き刺して先制。相手は浮き足立ったか、ここからノム、ジョンと
立て続けにミドルシュートを叩き込み、試合を決めてしまった。最後はノムのダイビングヘッドまで決まる（笑）
戦意を喪失したか、動きがバラバラになった相手を余裕で受け止め、試合終了。苦手意識のあった相手に
この勝ち方。もうこれで、完全に払拭できるだろう。この日は、新加入の小宮山を使うことも出来たし、収穫が
多かったと思う。何より、前節のミスの後で、無失点を達成したＤＦ陣が一番安心したのではなかろうか。
ここからは相手のことだが、私的には、今年の千葉のサッカーは自分好みである。ハマると無敵の強さにも
なる、バルサの戦術に近いからだ。個々の能力に優れたチームだけが可能な、贅沢なサッカーで今の横浜には
到底できない。ぜひ、続けて欲しいと思う。ただし、あの戦術はＧＫが要。佐藤には向いているのか疑問だ。
５勝２敗２分け。上手く行っている。狙い通り前半戦で好位置につけている。この日の先発がほぼベストだろう。
まだ上積み（増山、小宮山など）も期待できる。この状態を続けていきたい。１戦１戦を大切に。
