横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

【シーガルズ編】成長と停滞

 三ツ沢でのオルカ鴨川戦は1-1で引き分け。こちらだけ中2日のハンデがあったことを考えれば、結果は
悪くない。ターンオーバーで主力を休ませていたことは事実だ。

 今年初観戦だったので、昨年からの変化に注目していた。選手は変わっていないが、監督が交代したので
サッカーも変わる。まず目に付いたのが、GKからパスをつないでいたこと。空中戦に強いチームではないので、
ボールを大事にしたい意図は理解できる。4-2-3-1のシステムで、サイド攻撃主体なのは昨年同様か。

 1トップに吉田選手が復帰し、ボールが収まるのと、この日の先制点になった決定力はプラス材料か。昨年は
1トップの層が薄かったので、このポジションは上積みがある。問題はトップ下。この日のMF加賀は、どうも
本調子ではなかった。お仲間に聞くと、今年はどうも・・・のようだ。体のキレがなく、ボールロストが目立った。

 よく考えれば、トップ下は層が最も薄い。加賀のようなタイプは不在で、このシステムのトップ下を無理に
探すのも厳しいか。復調するまでは、システム変更(2トップとか)も視野に入れていいのでは?と思う。
他のポジションは昨年の経験が活きていて、十分やれる。セットプレーで失点したが、改善は可能と見る。

 昇格を目指すのであればベンチワークは重要な要素になるが、交代の遅さは疑問。昨年前半戦と同じだ。
後半44分!に3人目を入れるのでは、勝ちに行っているようには見えない。前半が強い風下、しかも中2日で
「先に」体力を消耗していた展開。先に交代すべきは横浜のほうだった。このあたりの勘が鈍いようでは厳しい。

 総合的には、昇格は厳しいけど残留なら十分という印象。監督も1年目だし、まあ妥当なセンかなあ、と。
昨年の前半戦に比べれば、十分強い。勝ち点を稼げているのも納得。だからこそ、この1年間が、果たして
シーガルズにとってどういう位置づけになるのか。クラブの方針が問われる。残留は必須条件として、その先を
どうするか。補強が皆無だった事実を踏まえれば、地力を蓄える年と捉えたほうがいいのかもしれない。